ChatGPTは子どもの敵か味方か 親目線で考えてみた
ChatGPTの教育利用の是非の話題について、もう一度考えてみる。
シロウトが触ってみた感想としては、現状のChatGPTはまだノイズを含んでないもしくは限りなく少なく、自分の思考域に干渉してくる感じを受けないので、12歳以下の子どもが使用しても実害はないと思う。
ホンモノの人間(特に身近な大人)のノイズの方が、子どもの思考域に干渉して、しかもより影響力が大きいので、教育という点ではむしろChatGPTの方が向いているかもしれない。
一個人としてはそんな風にポジティブに考えているけれど、親としての立場で〜と聞かれたなら、佐藤ママさんの「年齢に応じて制限」という意見もよく分かる。
親としては子どもの進路から「訳わからんもの」を排除したい。それに子どもの後片づけをする羽目になるのは大概は母親だから。
例えば、子どもに「ETを家に連れてきていい?」と聞かれたら?
映画のETのようにフレンドリーなのか?未知の宇宙細菌とか持っていないか?家に上がる前に足を洗ってくださいと頼んだら失礼か?そもそも家に入れる大きさなのか?
たぶん反射的に「ダメ」と答える。
キャパの広い親が「ETに会ったら家に連れて来なさい」と言っても、逆に子どもの方が怖がりタイプで嫌がるかもしれない。
それはそれで「うちの子、好奇心が弱い?」と心配になったりして。
例えば「泥遊び」。
子どもにとって大事な体験と言われていて、全くその通りだとは思う。保育園などの管理された危険物の含まれない安心安全な泥で、遊んだ後のケアも先生がしてくれるなら、ぜひぜひやって欲しい。
けれど家庭でやりたいと言われたら?ほとんどの母親はとっさに「泥にガラスでも入ってたら?どこで足を洗って誰が泥んこの服を洗濯するのか⁉」を計算して尻込みするはず。
子どもが大人になって、もし何かしでかしたら「小さいうちからAIなんて使わせておくからだ」と攻められるのも母親だ。
ChatGPTが、教育利用への結果データがまだ出ていない、今のところは未知なる訳わからんものである以上、「子どもはダメ」と反応してしまうのは、母親の防御本能なのかもしれない。
ITエンジニアのママさんなどの意見をぜひ聞いてみたい。
ちなみに「ETからメッセージを受け取った場合の正しい対応」は、NHK Eテレの「ちこちゃんに叱られる!」で取り上げられていた。
きちんと国際ルールがあるそうで「一地球人の答えが地球全体の総意と勘違いされる恐れがあるため返答してはダメ」で、日本国内の場合はまずは国立天文台に連絡してください、とのこと。
ETに夜に遭遇して、国立天文台の電話受付が平日9時−5時だけだったらどうしよう?とHPで見たら、「新天体発見の通報」の番号は必要に応じて折電してくれるようなので、そこに連絡すればいいのかな。
未知と遭遇した時に頭ごなしに「ダメ」と言わずに済むよう、心の準備をしておかないと。