経済と投資 ~ 世界の潮流とこれからについて考えてみる ② ~

こんにちはm(__)m。
前回の記事で、日本人は現金預金として保有する傾向にある事を記載しました。

そもそも、何故預貯金をするのでしょうか。
これが前回触れた安全性の部分になりますが、
恐らく、端的に言えば『不確実な未来に備える為』ではないでしょうか。

これは法人にもあてはまる事と思いますが、未来に何が起こるかは分かりません。
病気や事故に遭うかも知れませんし、将来年金はいくら支給されるのかというのも不透明です。

これら不確実な未来をカバーするのが、まさに預貯金と言えます。
本来で言えば投資等も同じ括りであり、違いはリスクの程度と思います。

そして、所得のうち、預貯金、株式等にどう振り分けていくのか、というのが重要になってきますが、
こちらについてはまた次回以降の記事で触れてみたいと思います。

では何故預貯金に偏るのか。
個人の主観ですが、日本人の安全志向と完璧主義にあるのではないかと感じます。
まず、冒険をしたくないという点。
毎月給与は貰えてるから、それで十分、たまに宝くじ3,000円分くらいは買うけど、
といった感じでしょうか。
(ちなみに誰かが、宝くじは愚者が払う税金と言っていたような...(笑))

また、例えば英語に関しては、英語喋れますか?と尋ねられると、
日常会話を不自由なく出来る人以外は、「喋れません...」という風に答えるのではないでしょうか。
海外だと、sushi,karete,sumou!といった感じで、(あまり喋れなくても)喋れるよ!というスタンスでくるイメージです。
(もちろん個人差はあります(笑))

昨今、日本人の金融リテラシーが低いと言われているのを耳にしますが、
やはりその通りだと思います。
誰が悪い、でななく、これまでの教育、国民性が理由と思います。
具体的には、前回の記事でも触れていますが、お金お金言うのははしたないという印象があるからだと思います。
ここで最後に面白い調査結果をご紹介したいと思います。

金融広報中央委員会が2019年に実施した調査です(金融リテラシー ~人生を豊かにする「お金」の知恵~)。
「複利で 100万円 を 年率2% の利子がつく預金口座に預け入れ、税金を考慮せず、入出金がなかった場合、5年後の残高はいくらになっているでしょうか」という問いに対し、選択肢が
「110 万円より多い」、「ちょうど 110 万円」、「110 万円より少ない」、
「上記の条件だけでは答えられない」、「わからない」の5つです。
尚、複利(連続複利計算)とは、利息にもまた次回利息が付く、というイメージです。
正答率は、
日本44%、アメリカ75%、ノルウェー65% etc...でした。

日本は極端に低い事が分かります。
他にもいくつか調査結果が出ているので、ご興味がある方は一度ご覧になってみてください。

本日もお読み頂きありがとうございましたm(__)m。

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