たまに短歌 夕立前
雲湧いて後のあれこれ諦める
煮湯ばら撒く夏の夕方
くもわいて あとのあれこれ あきらめる
にえゆばらまく なつのゆうがた
体温に近い気温となると暑いとか寒いとか感じないのではないかと思うのだが、大変暑い。一応、出かける前には天気予報のサイトを確認するのだが、このところちょいちょい夕立がある。それも直前に警報が飛んでくるほど激しいものだ。昨日は陶芸に出かけた後、中村橋の美術館に寄って、それから行きつけのコーヒー豆屋に寄ろうと思ったのだが、中村橋で池袋方面行きの電車を待っていたら雨量80m超との緊急警報が入った。雨雲レーダーを見ると、豊島区から北へ小さいながらも赤々とした雲が広がっていた。困ったなと思い、コーヒー豆は諦めて、池袋の大型書店で時間を潰した。1時間ほどしてから、ツレと待ち合わせて実家に老親の様子伺いに出かけるのに書店を出て駅に行く。外に出ると地面のあちこちに大きな水たまりができていたが、相変わらず暑いままだった。雨ではなくて、湯が降ったのだろう。
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