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たまに短歌 寒山拾得
本当は私とってもすごいです
そこらのゴミとかわらないけど
ほんとうは わたしとっても すごいです
そこらのごみと かわらないけど
こんどは掃除機の継手が壊れた。ダイソンのV10という機種を使っているのだが、パイプと本体を繋ぐ接続部分のパイプ側の継手に付いているプラスチックのフックが取れてしまった。フックと同じ赤いプラスチック片も飛散していたので、フックのどこかが割れたのだろう。
ダイソンのアプリで対応を検索し、サポート、掃除機、部品の破損、と辿っていくとサポートセンターに電話しろとの指示に行き着いた。そこにある電話番号のリンクをクリックした。
0120-295-XXX
すると、自動音声でこのスマホからは通話ができないと言い、別の電話番号へかけるよう指示された。スマホのアプリに表示された番号なのに。
0570-073-XXX
比較的短い呼び出し音と自動音声の後、生身の人間と思しき相手と若干のやりとりになった。手元の掃除機は、以前使っていた別のダイソンの掃除機が壊れた時に、やはりサポートに電話して買い替えを勧められ、その電話で購入したものだ。当然、サポートの側にそうした情報があるはずだと思っていた。ところが記録がないから掃除機の製造番号を言えという。アプリのほうには登録してあるので、そのことを伝えると、メールアドレスを言えという。こうしたやりとりから、ダイソンは顧客管理には興味が無いらしいということがわかる。確かに、限られた種類の家電を頻繁に買う人はいないだろうから、そこにコストをかけないのは当然だ。人一人が生涯に購入する掃除機は何台だろうか。そんなものをまともに「サポート」していたら企業として成り立たない。当然、コールセンターは自社で運営するのではなく、コールセンター専業の事業者に委託しているだろう。その対応に多少苛立ちながらも、納得はした。
結局、パイプだけ有償で交換することになった。費用は4,000円プラス消費税だ。昨日電話したばかりなので、そのパイプはまだ届いていないが、壊れたほうのパイプが見出し写真にあるものだ。いくつかあるヘッドのなかにモーターで回転するブラシが装着されているものもあるので、ただのパイプというわけではないのだが、どういう費用構成で4,000円という価格になるのか想像がつかない。
想像がつかないのは、私に想像力や知識・知性が欠落している所為なのだろう。ただのパイプにしか見えないが、実は「脱いだらすごいんです」風な素材や機能のパイプかもしれない。昔話にある寒山拾得は、阿呆のようでいて仏教の奥義を極めていたという。この掃除機のパイプが寒山拾得的なものではないと言えないこともないこともないかもしれないではないか。
ま、いずれにせよ、もうダイソンは買わない。
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