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帯に短し襷に短歌

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素朴に歌を詠むということへの憧れがある。素朴に詠めるようになりたいと思うのである。とにかく詠んでみないことにははじまらない。「こんなものは短歌とはいいません」なんて言われたってい…
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2022年12月の記事一覧

月例落選 短歌編 2023年1月号

月例落選 短歌編 2023年1月号

恒例「月例落選」シリーズ。『角川短歌』1月号への投函は10月13日。投稿の控えを読み直して思ったのだが、今回はいつもに増して暗い。改めて、自分は余程ネクラなんだと妙に感心した。

題詠の兼題は「気」。

気配だけ記号が伝える滅亡後サステナブルな世界はひとつ

記号だけあれば事足る暮らしにて人の気配も絶えた街角

気を吐いて吸いもしないでただ吐いて誰も気づかず死んでいく人

印象として人は滅亡へ向か

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