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こっちもこっちで大変だ
ちょっと話は変わって主人の実家のお話
主人は3人兄弟で、全員実家から離れたところに住んでいる。
義母は施設に入所しているが、義父は一人暮らし。
年齢は2人とも90代。
今年に入ってから義父のほうが怪しいことになっている。
話を聞いていると完全に認知症。
でも、ある病院へ連れて行ったら認知症ではなく年齢的なものだと言われたそう。
セカンドオピニオンをすべきだと思うのだけれど、なかなか面倒な人だということもあり、そのままになってしまっている。
ケアマネさんには、施設入所を勧められているらしい。
そんな義父が義母の入所している施設へ行った時のお話。
いつもはバスorタクシーで向かうのに、なぜか見当違いな山を「あの山を越えたら行けるかも」と思いつき、歩いて向かったらしい。
山道を歩いていたところ、「この先は何もない山道で、自分もここより先には行ったことがないから戻ったほうがいい」と声をかけて下さった方がいて、素直に山道を下りタクシーに乗って義母の施設へ行ったそう。
その話を義母に話したそうで、それを聞いて義母はびっくり仰天!
「そういうことはしないで」
と話したところ怒り出し、予想だにしない返しをしてきたらしい。
「俺は冒険がしたいんだ」
マジですか…
自分をルフィだと思ってる???
あなたの世界にはチョッパーも他の仲間もいないし、大変だと思いますよ…
無事だったのでこんな笑い話にしていますが、声かけてくれた方がいなかったらどうなったんだろうと、ゾッとするお話。
遭難して行方不明になっていた可能性大。
そうなっていたら、泣くに泣けないだろう。
うちの場合は、母さえOKしてくれたらわたしが1人で動くことができたし、何より父自身が病院へ行くことが日常的なことだったので、割とすんなり施設への入所もできて助かったと思う。
主人の了解も得たので、こちらのお話もたまに登場します。