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母からの荷物を開けたら

今日実家の母からたくさんの荷物が届いた。

今日届いたのは20キロ近いじゃがいもたち、母がお勧めの甘いとうもろこし、かりんとうやカステラなどのお菓子などなど。

ここ1年半くらいの間、母と父は使われていなかった畑を耕し、本格的に野菜を作っていて、収穫すると送ってくれるようになった。

ダンボールが届くと子供たちは嬉しそうに開けて中から取り出し、笑顔を見せる。

息子は重いじゃがいもの小分けの袋をよいしょよいしょとパントリーへと運ぶ。その姿を見るのはいつも嬉しく、時に寂しい。

寂しい気持ち

実家には去年の1月からもう1年5カ月帰れていない。

息子は0歳児のときに会ってから会っていないので、とうとう1歳という超絶かわいい時期に一度も会わせられなかった。

このままいくと、2歳児の間に会えるのだろうか、という疑問も湧いてくる。

テレビ電話越しに成長を見せたり、近況報告はしているが、やはり直接会えないのは寂しいものがある。

両親が作った畑がどんなものなのか見たいし、自分も子供も一緒に収穫したいし、いとこと集まったり、一緒にただご飯を食べたり、夕飯のあとにみんなで散歩したり、ただそういう当たり前のことがしたい。

母からのメッセージ

私のこういう気持ちを察してか、荷物は月に1回くらいのペースで届く。

前回は大量の新玉ねぎ、きゅうり、レタス、など野菜いっぱい。その前は子供が好きな大量のいちごやたらこパスタの素、私が好きなムーミンのお菓子など。

その母の送ってくれたひとつひとつに私たちへの愛情が込められていることに毎回気づく。

多くを語らない母だからこそ、離れていてもいつも考えているよ、というメッセージのような気がしてくる。

コロナ以前の時に荷物が来た時は、単純にいろいろ送ってくれて助かるなあ、と感謝の嬉しい気持ちだった。

今は荷物を開ける度に子供たちの単純に喜ぶ姿と母の気持ちが交差し、愛情がいっぱい伝わってきて、泣きそうな気持ちにさえなる。

なかなか会えない時代だからこそ

荷物を全部取り出すといつも、野菜やお菓子に囲まれて大騒ぎする子供たちと一緒に母と父にテレビ電話をする。

野菜の収穫のエピソードや子供が早速お菓子を食べたりして、なかなか盛り上がる。

コロナ以前は電話でありがとう、というのが多かったが、今は電話するときはテレビ電話でする、というのが自然と決まりになった。

遠く離れている分、今までもそうすればもっと身近に感じられたのにな、と思うが、今だからこそそれに気づけたのだ。

いつもありがとう。早く会えるといいな。

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