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国立大学卒業後、お笑い養成所に入って、芸人になったけど挫折した話 その10〜クラス分け〜
コントから漫才へ
ハトの学校としての初めてのネタ見せでコントを披露し高評価を得た僕達は、その後もコント作りに精を出した。
しかし、2つ目のネタも3つ目のネタも面白いネタを全く作ることができず、ネタ見せの講師からの評価もあまり良くなかった。
いきなりスランプになってしまったのだ。アイデアを振り絞るために即興コントをしてみたりしたが、何も良いアイデアは生まれなかった。
そして、僕達はコントをすることを諦めた。諦めて漫才をすることにした。
僕がボケをやろうとしたのだが、相方がボケっぽい人がツッコミをしたほうが面白いと思うと言ったので、僕がツッコミをすることになった。
漫才で高評価
漫才に切り替えた僕達だったが、意外にも評価が良かった。
それまでコント師になろうとしていた僕達は、それを機にあっさりと漫才師へと鞍替えをしたのだった。
クラス分けオーディション
夏の終わり頃、僕達ハトの学校はクラス分けオーディションに挑んだ。
それまでは、入学当初に適当に振り分けられたクラスで授業等を受けていた。
しかし、このクラス分けオーディションで、Aクラス、Bクラス、Cクラスと面白さ順に分けられる。
それぞれの枠は、Aクラスは10組程度、Bクラスは30組程度、Cクラスはその他大勢である。
審査は普段ネタ見せの授業の講師陣が行なった。
結果、僕達は何とかBクラスに入ることができた。
嬉しかったが、まだまだ上がいると思うと全く安心できる状況ではなかった。