完璧なSCMはあるのか
こんにちは、ヨシキです。
サプライチェーンマネジメント(SCM)に関するお話です。
私は、あるメーカーで部品の購買をしてます。
「どの機種の、どの部品群はどこから購入する」
という、購買マップを定期的に見直します。
コロナが中国から世界中へ拡がっていく中、
「いったい、どこから購入すれば供給網は切れないのか」
と、考えてました。
ちなみに、2月は中国が春節だったため、在庫が幾分かあり、
3月になって中国メーカーが稼働してなくても助かった・・。
中国は、感染症が発生しやすいだけでなく、
政治的な要因で工場の稼働停止命令が出ることもあり、
安くて魅力的だけども、調達面でまだ難がある感じです。
(環境規制で急に稼働停止になることがあります)
ならば、新規で他国を開拓するしかないのか?
既存のメーカーに頼るか?
日本国内に発注を戻すか?
そんな選択肢があります。
各企業によって方針は異なるでしょう。
どの企業も最善の選択をしての結果だと思います。
しかし、完璧なSCMはないと考えてます。
日本なんて、災害が多いから余計感じますけど、
あれは日本に限った話ではないですからね。
それでも、ベストなSCMはあるはずです。
そのうえで、一番大切なのは、
柔軟性
だと思います。
自身や大雨の災害の影響を受けるたびに、何とかしてきましたが、
この柔軟性があってこその、購買マップかなと思います。
この柔軟性を、さらにシステム化(標準化)できればいいのですが。
過去の経験を踏まえて言えるのは、
完璧ではなくベストなSCMをすること
そして、柔軟に対応できるようにすることです
「柔軟」ってことば、非常に便利ですが、
あいまいになってしまって、話が落ちないですね(笑)
災害などによる供給停止を想定した柔軟なのですが、過去の経験に基づくと、
・早く情報収集する
・収集した情報をわかりやすく関係者に伝える
・どのようにすべきかいくつか案を提案する
・できるのできないのか、いつになったら何ができるのか
の情報を都度アップデートする
という地道な作業のことを指していると思ってます。