ジョブホッパーでも転職しようと思う心理とは?
こんにちは、くまです
私は今27歳ですが、すでに4つの会社で働いたことがあります
世間的にはジョブホッパーと呼ばれる存在です
正直、就職活動当初は「別に働くことに興味ないし、なんとなくお金もらえれば良いや」と思っていました
仕事に対するこだわりがないからこそ、最初は転職するということも全く考えていませんでした
最初は安定した日系大手企業のグループ会社に就職して、のんびり海外研修にいけたら良いなあ、ぐらいの気持ちだったんです
しかし今では、1つの会社に1年、ないしは2年しか働いたことがなく、「長く1社で働ける人すごい・・・!」と思っています
働き始めて気づく、「今の会社、こんなもんか」から始まる
仕事って、うまくいっていてもそうでなくても、だいたい1年ぐらいで「なんとなくこんな感じだろうな」と分かるタイミングってありませんか?
その通りに仕事をすればある程度収入ももらえるし、うまくいけば昇進できるかもしれない
この業界で知見を身に付けて、少しずつできることを増やしていくのも、確かに1つの手段です
しかし、ジョブホッパーのくま的には、このタイミングで最初の「今の仕事を続けるべきだろうか・・・?」という迷いが始まります
ジョブホッパーがなんで転職しようと思うのか
ジョブホッパーって意外と好きで転職してるわけではありません
ただ、ちょっとしたきっかけでその業界や会社でやっていける気がしなくなるんです
仕事で納得の行かないことがうまく行かない、興味の喪失など、きっかけは色々あります
多分俺、この仕事じゃないんだよね…
純粋に仕事が合わないな、苦手なフィールドでずっと戦っている気がする、と思うと他の仕事を探し始めます
話すのが苦手なのに、営業なんでやってるんだっけ・・・?
お客さんと仲良くなれとか言うけど、距離の詰め方とかよくわからないんだが・・・?
そう思いながら仕事をしていると、少しずつ「今の仕事だから活躍できないんだ」と思うようになってくるんです
高い成果を出す前に「この仕事やーめよ」と思って、転職活動を始めてしまうんです
前提として、仕事を転々とするぐらいなので、いわゆる「ジョブホッパー」は仕事で圧倒的な成果を出しているケースは少ないと思っています
よほど仕事ができるなら、転々とする前に起業してるはずなんで・・・
正直、この仕事を一生やっていくわけじゃないしなあ
今の仕事を続けることに納得がいっていないので、今の仕事を一時的にやりながらも新たなチャレンジを常に探しているのもジョブホッパーの特徴かもしれません
常に今の仕事には満足しない、と言えば貪欲でチャレンジ精神が旺盛ですよね
実際、「挑戦したい!」と思ってるんです
ただ、飽き性だったり諦めが早かったりして、成功する前に別のことに興味が向いてしまうからこそ、他の仕事にも目が行ってしまいます
意外なことに、転職回数を重ねていても、ちょっとした資格やスキルがあればどこかしらからはスカウトメールが届いたり面接の将来をもらったりするものです
なんとなく話を聞きに行って、興味を持ったり給与面が今より改善されるようであれば転職に踏み切る、ということもあるでしょう
こっちのキャリアの方が将来性がありそう!
今の仕事や業界に将来性を感じていないと、もっと盛り上がっている業界に惹かれてしまいます
ジョブホッパーと言っても、仕事にはある程度真面目に取り組みます
一応、やる気はあるので(笑)
しかし仕事がなかなか上手くいかず、肌感覚で「このサービスって需要落ちてるな」と感じる場面に遭遇することも往々にしてあります
自社がマーケットに合ったビジネス展開ができていないと感じると会社を見限るでしょうし、業界の縮小を感じたら「この仕事頑張る意味ないや」と感じてしまうんです
先輩たちが〇〇をして楽しそうだったから転職を決意した話
くまの場合、先輩たちが私の直属の上司である課長Aの財布を隠して遊んで「きゃっきゃ」と楽しんでいるところを目撃して、最初の転職を決意しました
課長Aは事務所内でも仕事ができない人として有名で、なにかと「いじり」と称していじめに近いことをされていたんです
そこまでは、「まあ嫌がらせに耐え抜きながらも1,000万円以上給料もらってるし、そういう生き方もあるんだなあ」ぐらいにしか思っていませんでした
しかしある日、課長Aは財布を机に置いたまま携帯電話でお客さんと話ながら、事務所を出ました
その時に突然、先輩たちは「おい!財布隠せ!」と冗談みたいなことを言い始めたんです
シンプルに、「なぜ?」という疑問が止まらないくま!
途中で「おい、お前ちょっと持っとけ!」と財布を押し付けられる!
飽きれたくまは、真顔で財布を課長Aのデスクに戻す!
そして先輩たちはその財布をまた隠す!以下ループ!
という感じで、とにかくサルみたいな人たちでした
こんな人たちと一緒にいたら、同じようなサルになってしまう・・!と思い、転職活動を始めました
有給を申請した時に突然怒鳴られた、というハラスメントじみたこともありました
しかし、決定的なきっかけって、怒りよりも呆れなのかもしれない、と感じています
転職を繰り返して良かったと思う3つのこと
ジョブホッパーになってしまったことで身動きは取りづらくなっていますが、それなりに良かったなと感じることも意外とあります
各業界の働き方が生で見れた
有形商材と無形商材、老舗企業と新興企業、日系企業と外資系企業など、かなり幅広い会社で仕事ができたので、それぞれでどんなカルチャーを持っていることが多いのかがなんとなくわかります
例えば、有形商材の営業はお客さんとの関係を築くことで仕事を引っ張ってくる側面が強いです
一方、無形商材であれば提案プランとその理由や根拠をしっかりと提示しなければならず、お客さんとの関係が良いだけではどうにもなりません
老舗企業や大企業は上司から仕事をもらういことが多い一方、ベンチャー企業や組織規模が小さな企業は自分で仕事を作らないといけません
日系企業は仕事ができなくても基本的に首を切られることが少なく安心して働けます
外資系企業は、数字が上がっていないことが知られると、遅かれ早かれ首を簡単に切られますが、自由な社風で働きやすいと感じる人も多いでしょう
それぞれの特色は、働いてみるからこそ実感できるものです
実際にどれが合うのか体験しているからこそ、将来的にどんな仕事にキャリアアップしようかなと考える時の参考データが増えるんです
採用担当のマーケティング力がすごくて尊敬
求人票って、マーケティングテクニックを凝縮したPDFや紙だなあ、と改めて実感しています
2回目、3回目の転職活動で特に多くの求人票を目にしましたが、それらの仕事に向いている人が何を求めているのかが伝わりやすいんです
例えば、「楽しく働ける職場です!」「和気あいあいとしています!」という職場は協調性のある人で自分の仕事ややることに強いこだわりを持っていない人が向いているでしょう
逆に「インセンティブあり!」「数字があれば基本自由!」という会社はとにかく数字にこだわって行動し続けられるタフな人が向いていることが多いです
どんな人が募集している仕事に向いていて、どんな事を求めているのかに沿って求人票の言葉選びをしていると思うと、求人票を見るのが楽しいって当たり前なのかもしれません
30代に向けて何をすれば良いのか考えるようになった
20代でいろんな会社を経験したからこそ、「30代はこんな環境で働きたなあ」というイメージが持ちやすいでしょう
現時点で目標からは遠い場所にいたとしても、スキルを習得したりキャリアアップするための準備をするなど、20代から始めれば30代で目標に近づくことが簡単になります
くまの場合は、完全に日系の雰囲気ではなく、外資系っぽい会社でマーケティング関係の仕事ができたらなあと思っています
正直、身動きは取り辛いし世間体も悪い
ジョブホッパーとして見られると、いざ興味がある仕事があっても転職しづらいし、公私ともに「仕事今回は大丈夫なの?」という心配もされます
古風な両親や親戚がいると「もうあいつはダメだ」なんて言われて期待されなくなるかもしれません
私の場合、優秀な弟が海外の大学で勉強しているので、幸い私への期待よりも弟への期待の方が現状ふくらんでいるので、そんなに風当りの強さは実感していません
もっと言うと、私個人としてはあまり世間体を気にしないので、仮に何か言われても何も思わない、という一面もあります
いろんなことに挑戦したいと思っているのであれば、世間体なんてものは却って足かせになりやすいです
いろんな仕事に挑戦したい、自由に働きたい、と思っているのであれば、まずは周りから何を言われても気にしない心を作ることがおすすめです
仕事は実際にやらないと向き不向きがわからないからこそ
結局、ジョブホッパーのくまとしては、「仕事はやってみないと本当にわからない」と思っています
何が合うのかわからないのであれば、個人レベルでまずは勉強したりスキル習得を目指したりすることで仕事との相性がわかります
そうでない場合は、あえて思い切って会社で働いてみるのも一つの手です
ただし、転職を繰り返していろんな仕事に挑戦するなら、世間体は気にしてはいけない
これだけは、絶対に覚えておいてくださいね!