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伊藤亜紗さんが書かれた「手の倫理」。 soarの東畑さんと伊藤さんのイベントでお2人の話を聞いた時からこの本を読んでみたいなと思っていました。 私の日々の職業である作業療法士は、仕事中に手を使うことが多く、たくさんの人の体にも触れる機会が多いのですが「手の倫理」って?どういうことだろう?とタイトルから疑問に思っていました。 1.「ふれる」「さわる」この本のはじまりというか、根幹にあるものは「ふれる」と「さわる」の違いなのだと思います。 「ふれる」は相互的であるのに対し、
私は当事者の本を読むが好きだ。 なぜなら、今のところわたしは比較的健康で、当事者の気持ちが全くわかっていないからだ。 わからないからこそ、知りたい。1つ1つは単なる1事例であると思うが、積み重ねていくと見えてくるものもある。人生の物語に寄り添う時に、物語性があるものをたくさん自分の中に備えておくと良い気がする。 認知症の当事者の本の中で、この方はかなり若い人の部類に入ると思う。 1974年、宮城県生まれ。自動車販売会社で働いていた39歳のとき、若年性認知症と診断された