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くま読書

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本を読んで思ったことを、うんうんうなりながらつたないことばでアウトプットしているもの。考えすぎて鼻からシャケが出たり、耳からはちみつが出そう。(※あくまでもイメージです)
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#読書

くま読書 私の身体を生きる

たまに、テーマとして書きにくいことをがんばって書いてみようと思う時がある。 書きにくいことは「死」であったり 「性」の話でもあったりする。 なぜ書きにくいのかというと、書きことばに落とし込むためにある種の慎重さが必要だからだ。 慎重に書かなければいけないのに、なぜ書きたいのかというと 自分が真面目に考えたい気持ちがあるからこそ、であって。 誰しもが抱えているからこそ、でもある。 私は、蔦屋書店で見かけてからずっと気になっていた、ある一冊の本を拝読した。 読後は私

くま読書 根っからの悪人っているの?

「世の中には悪人っていると思いますか?」 自分がこのように質問されたら 皆さんはどのように答えますか? きっと人によってさまざまな答えがでてくるに違いありません。 まわりにいるよって人もいるかもしれないし 世界で戦争を起こす奴は悪人だという人もいるかもしれません。 悪人なんていませんって人もいるだろうし もしかして、私自身が悪人です という人もいるかもしれない。 私は人間の「悪」というものが昨年からずっと気になっていました。 なので、この本を以前拝読しました

くま読書 「利他」とは何か

久しぶりの読書感想文。 とはいっても、今日書きたい事は「利他」についてだけではなくてですね、 以前他の方が「柳宗悦」さんのお話をされていましたので、記憶を頼りにこちらの本を開いたら書いてありましたので、少しばかり記してみたいと思います。 利他という概念は、以前、他のnoterさんも話題にしてましたが、なかなか理解が難しいものであると思うのです。 1.うつわと利他このお話は利他の本質について丁寧に綴られています。 利他とは簡単にいうと「他者のために生きる」になるのかと思

くま読書 岐路の前にいる君たちに

久しぶりの読書紹介シリーズです。 この本をつい最近ある方におススメしたのですが、そこで「責任」と「リスポンシビリティ」についてのお話になりましたので、急遽取り上げさせて頂きました。 哲学者・鷲田清一が、大阪大学、京都市立芸術大学の入学・卒業式で、新しい世界に旅立つ若者へ贈った、8年分の人生哲学。(amazon紹介文より) 1.本との出会いこの本は哲学者である鷲田清一さんという方が、紹介文にもある通り、入学式と卒業式で生徒さんたちに送った式辞の文章をそのまま載せている内容

くま読書&映画 急に具合が悪くなる/人生をしまう時間

死について書いたから、今度は生きることについて書きたいと私は以前のnoteで書きました。 しかし、すぐには書くことができませんでした。様々なタイミング的な物であったと記憶しています。しかし、忘れている訳ではありません。 死について考えるという問いは「どう死んでいくか」ということだけを取り上げているようですが、本質的には「どのように生きていくか」という投げかけではないかと思います。 そのように少しことばを変えるだけで「終活」や「人生会議」よりも、もう少しみなさんがなじみや

くま読書 ほんのちょっと当事者

先日「当事者」について少しこの記事で触れました。 私はそこで当事者の階層性や分断についてほんの少し書き記したのですが、その時に脳裏をかすめたのが、以前読んだこの本のことでした。 ローン地獄、児童虐待、性暴力、障害者差別、 看取り、親との葛藤…「大文字の困りごと」を 「自分事」として考えてみた。 「ここまで曝すか! 」と連載時より大反響の明るい(?)社会派エッセイ (Amazon紹介文より) 1.誰しもが「ほんのちょっと当事者」この本の作者青山ゆみこさんは題名の通り「ほん

アッチョンブリケを身にまとう

GUでブラックジャックとのコラボTシャツが発売されたのは昨年の6月。 私は私の子ども(第1子)にTシャツを購入した。 こんなやつ。 「アッチョンブリケ!」とは登場人物のピノコがよく言うセリフだ。 何か思わぬことが起きると、ピノコはアッチョンブリケを連発して、訪れてしまった困難たちを、愛する先生と共に乗り越えていく。 子どもはこのTシャツを気に入ったようで、夏休み中はアッチョンブリケTシャツを着ている姿をよく見かけた。 私たち親子の間には共通して読んでいるマンガがい