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思ったことや考えたこと

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日々暮らしていて、頭にふっと思いついた考えや、人から影響を受けて浮かんできた思考の断片などを書いたもの。
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2024年10月の記事一覧

愛の向こう側にかなしみがあったとしても

愛について語る時。 自分の当たり前が相手の当たり前でなくて驚くことはないだろうか。 普遍的なことばでも......普遍的だからこそかもしれないが、人の数だけイメージや捉え方が違う。 書いたり、考えたりすることは、1人で行うことであり、自分に向き合う作業である。 今日は、少し「愛」について書いてみたい。 あやしもさんの「レモン」という創作小説のスピンオフのお話が急に頭に降りてきたのは、つい先日のお話。 私はこの登場人物の2人が、作中でいいとも悪いともいえない複雑な愛の

くま、北海道にゆく【死の臨床研究会学会のご報告】

という句が、学会の大きなスクリーン上に表示されている。 自分の身に訪れる死は自覚するまで遠いものとして認識していたのだが、過ぎ去ってしまえば、あっけないのが人生。 そうだ、人生はあっけないのだ。 ついこの前、働き始めたと思ってた。 ついこの前、子供が生まれたと思った。 もう齢43歳になる。 大人になってから、あっという間に時間が過ぎた。年が明けたと思ったら、すでに年の暮れが迫っていた。やれクリスマスだ、年賀状だ、おせちだ、みたいな話題を自身が意識しなくとも耳にする