「座右の寓話」社会人だからこそ心が痛い
戸田智弘さんの「座右の寓話」を
読んだ。
本屋で一目見たときから
気になっていたので、
読めてうれしい。
この本には寓話の概要が
たくさん収録されている。
ただし、寓話の最後に教訓は
書かれておらず、
物語としては終了してから
解説として教訓を載せている。
本の頭に書かれていたが、
これは読者の心にすっと話が
入るための工夫だそう。
心づかいはありがたいが、
心当たりのある話では
教訓を言われずとも、
寓話の概要を読んでいる時点で
心が痛かった。
子供のころは何も考えず
読めていたし、
何なら学生時代までは
「なるほど」としか
思っていなかった。
直接的な言葉で書かれていなく
ても、自分に思い当たる節が
あるとこんなにもぐさぐさ
くるんだと気づいた…。
特に心が痛かったのは
2ズウォッティの話と
3人のレンガ職人の話。
「6ズウォッティになれてる?」
「何人目のレンガ職人の考え方を
している?」
この2問はカレンダーで、
定期的にリマインドしたい。