夢をかなえるゾウ3
3も読んでしまった。
1,2は主人公が男性だったが、
今回は主人公が女性になった。
主人公を女性にしたことで、
ガネーシャと主人公のやり取りが
読者としては新鮮に感じられた。
私はガネーシャのことを勝手に
男性だと思っていたが、
よく考えたらガネーシャって何者?
めっちゃイメージに引きずられてる。
気を付けよう。
3の主人公の状態は1と近い気がする。
夢を追っているわけでなく、
ただ鬱屈とした日々を送っている。
描かれ方としては、
物を手に入れることで夢を叶えようと
しているのが1と違う。
1の主人公はインドに行ったりしても
変われなかったことは本人が自覚
していた。
でも3ではパワーストーンとか
ガネーシャ像とか、そういった
自分ではない何かを手に入れること
で夢が叶うかもと思っている。
そんな3の主人公が場当たり的に
トラブルに巻き込まれ、結果的に
自分で少しずつ動いて変わっていく。
個人的に良いシーンは主人公が
ガネーシャと別れる直前
夢を追い始めると現実の壁にぶつかる
から不安になる。
でも失敗は現実を学ぶこと。
多くの人は失敗がしんどいので
夢を追うのをやめてしまう。
何でもいいから本気でぶつからないと
失敗できない人間になりそうで
不安にも思うけど、
ぶつかるものがほんとに何でも
いいわけじゃないよなとは思っている
そう考えてしまう自分は
この3みたいに無理矢理
ぶつからざるを得ない状況に
ならないといけないのかな?
とそんなことも考えました。
※書影は版元ドットコムから引用しました。
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