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~激論:大室か敷島、それとも尾瀬か~第4回ゆる読書会レポート

「生者の国にあらわれる幽霊の正体。それは、『過去』にとりつかれている人たち」
《青空のむこう》のなかより。

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第4回ゆる読書会は、同日に月に開くで行われた『超自然的存在』がテーマの映像上映イベントに影響されて企画。

参加者は、会うたびに見た目が進化してくる常連Nさん(今回はモミアゲがのびていた)と、行動力とバイタリティ溢れる常連のご婦人Hさん(今回は万華鏡をご持参)。そして、たまたま企画を知って参加してくださった、読書好きの男性がおひとり。

皆さんのおもな感想は、『家族と後悔』・『死後のイメージ』に集中。

《家族と後悔》
「読んでいて、家族の顔が思い浮かぶ。気恥ずかしくて、『ありがとう』と『ごめん』が言えていないなぁと」
「後悔のない生き方はしたいけれど、死ぬ前にすべてやりつくした人生っていうのも寂しいのでは?そう考えると、やり残しがあって死にたいですね」
等々の意見。
みなさん、身近な家族が思い浮かび、後悔は残さず、感謝を残したいという意見が多い。

《死後のイメージ》
作中で表現されている死後の流れ。

生者の国(現世)→死者の国(死んだら最初に行く場所。入口にPC前に座った受付男性がいる)→彼方の青い世界(やり残したことがない人々が向かう世界)。

死者の国はどんな風景なのかという話になり、ホワイトボードに記入。
とりあえず、受付は『アメリカ税関風で太っちょ男性が座っている』イメージで全員が同意。
ただ、受付から彼方の青い世界までの風景イメージが、大室公園派・敷島公園派・尾瀬派に分かれて意見は完全にはまとまらず。
あーだこーだと、ホワイトボードにみんなで本の描写を書いているときが、いちばん盛り上がった気がする(笑)

今回も個人的には、ゆるく楽しく過ごせた読書会となった。

ちなみに読書会後のイベントにも参加。
内容は……
尖りすぎていて、私には刺激が強すぎる作品。
全裸の男性と尺八が、脳から離れない(汗)

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