雨欠 変な家
何とも不思議な小説である。家の間取りにある謎の空間から始まるホラーである。
知人が買い求めようとした中古住宅の、間取り図の中にある謎の空間と、子供部屋を中心とした不思議な間取り。
知り合いの設計士に見せると、いろんな奇妙な違和感があるという。
この家を建てた前の持ち主は、どうしてこんな間取りにしたのか。
どうして、すぐに手放したのか。
ほとんどが会話体ですすんでいくこの小説を、私は4時間ほどで読んでしまった。
ホラー小説であるが、その描写がメインではなく、因習に関わる部分がメインであることを思うと、ライトホラーと言ってもいいのかもしれない。
作者はネットを中心に活動する覆面作家である。webライターやユーチューバーとしても活動している。
続編もでており、この作品は映画化もされている。
小説もいいが、映像でも見てみたい作品である。