子育ての極意は?
子は国の宝だと有識者がよく口にする。
その『国の宝』である子どもを作物に例えるのは気が引けるが、
言い当てている面が多いので書いてみたい。
話は単純である。
日本は農地が狭い。
農業人口も決して多くない。
手先が器用で、勤勉で、協調性が高い国民性を持っている。
これが農作にも当然影響している。
いわゆる、集約農業である。
その一環で、土地や作物に『サプリ』をふんだんに与える。
稲にたくさんの栄養を与えると成長が促進される。
が、反面、根が軟弱になる。
何もなければ問題はなし。
が、台風が来て強風が吹けば一巻の終わりである。
これを子どもの教育に置き換える。
ここで言う栄養は「学習」である。それも「与える学習」である。
たくさんさせると「伸びが速い」が、問題を前にした時の解決能力が育たないのである。
失礼ついでに加えれば、子育てと犬のしつけも似ている。
犬をカートに乗せて散歩する人、抱っこして散歩する人をよく見かける。
ペット用品店では堂々よカートを販売している。ここに哲学はない(笑)
言っては何だが、そういう「なんちゃって散歩」をしている人の子どもさんをちょっと見てみたい気がする。
勿論、怖いもの見たさである。
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