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【Web3 topics for entertainment vol.04】日本人のテレビの記憶を集めるプロジェクト「みんなのテレビの記憶」がNFTを販売、ソニーミュージックがデジタルヒューマンアーティスト「ANNA」の人生を募集開始 など

Kulture スタッフが気になったエンターテインメントに関するWeb3のトピックスを紹介する「Web3 topics for entertainment」
今回は、6月中旬から下旬にかけて発信されていたニュース記事を紹介していきます。Web3業界、エンターテインメント業界の方へ直近のニュースをお届けしていきます。


日本人のテレビの記憶を集めるプロジェクト「みんなのテレビの記憶」がNFTを販売

1990年代を代表するバラエティ番組「進め!電波少年」のT部長こと土屋敏男が主催するプロジェクト「みんなのテレビの記憶」は、2023年に70年を迎える日本のテレビとは何だったのか?公式サイト内に公開されている番組表から思い出の番組を探して、ひとりひとりのテレビの記憶を作り手と視聴者から集めていき、テレビと「そのテレビが人の心を動かした記憶」を残すことを目的にしています。
Web3的にコミュニティを運営していく方針も発表されている同プロジェクトがLINE NFTで販売した今回のNFTは、10万円の「プレミアムNFT」と1万円の「サポートNFT」の2種類。
購入者特典として、公式サイトで購入者だけが参加できる限定コミュニティの設置や優先的に参加できるオンラインイベント等が提供される予定。また、NFTの売上は、毎月のサーバー代金などに活用する予定です。

ソニーミュージックがデジタルヒューマンアーティスト「ANNA」の人生を募集開始

3月31日、ソニーミュージックはCGで作られた実写と見分けがつかないアーティスト「ANNA」のデビューを発表しました。「ANNA」はAI技術による人間の性質・癖・歌い方を高精度に再現することが可能な音声合成技術も活用し、人間のように歌うことも可能です。
そんな彼女に足りないものは”人生”として、今回、原作投稿プラットフォーム「monogatary.com」で「ANNA」の最初の人生(物語)の募集を開始しました。
応募作品から選ばれた物語が彼女の人生として継ぎ足されて、「ANNA」は自分の人生を血の通った人間のように歌い上げていく、と説明されています。「ただ楽曲化されるだけでなく、“人”の人生を共に創るプロジェクト」と題されたコンテストも開催しました。
併せて、ローンチムービーも公開しており、リアリティがある映像になっています。

Snoop Doggがツアー日程とともにユーティリティが進化するNFTをリリース

公式サイトによると、Snoop Doggが今回販売を発表したNFTコレクション「Snoop Dogg Passport Series」は、「Snoopがツアー中に立ち寄る場所ごとに進化するツアーポスターのようなもの」と説明されています。
現状では、Snoop Doggが世界中をツアーするたびにNFTが更新され、ツアー中に立ち寄った舞台裏の映像が公開される仕様となっています。
また、NFT購入特典として、限定グッズやチケット購入、音楽プレイリストへのアクセス、Snoop DoggがキュレーションするNFTコレクション「Snoop Selects」のエアドロップなどが用意されています。

「Snoop Dogg Passport Series」はEthereumのレイヤー2スケーリングソリューションのArbitrumで鋳造され、NFT決済サービスのCrossmint経由で約42ドル(約5900円)、または暗号資産ウォレット経由で0.025ETHで購入できます。販売数に制限はなく、一度に最大100枚購入可能です。
ツアーは7月7日のバンクーバーからスタートする予定で、自身を「常に先駆者である」と表現するように、Snoop DoggのWeb3領域の活動は毎回新しい取り組みをしています。

HYBEガールズグループオーディション番組『R U Next?』がNFTトレカイベントを開催

『R U Next?』は「HYBE」と「CJ ENM」の共同レーベル「BELIFT LAB」による次世代グローバルガールズグループの最終メンバーを決めるプログラムです。22人の候補生(メンバー)が体系的なカリキュラムの中でトレーニングを受け、アイドルになるための7つの必須条件が盛り込まれたサバイバルの関門を通過しながら、デビューに向かっていきます。
そんな当プログラムは今回、MOMENTICAにてNFTトレカ提供イベントを開催することを発表しました。
MOMENTICAとは、HYBEが展開するブロックチェーン技術を活用したデジタルコレクションプラットフォームです。TAKEと呼ばれるNFTトレカをコレクションすることができます。
『R U Next?』放送を記念して実施される当イベントは、MOMENTICAのイベントページで応援したいメンバーを選択し、そのメンバーがラウンドで勝ち残る毎に、選択したメンバーのTAKEを無料かつ自動で獲得することができます。応援するメンバーは最大3人まで選択可能(最初の1人は無料、2人目からは課金が発生)で、応援したメンバーが最終ラウンドまで進出すると最大7種のTAKEを獲得することができます。
『R U Next?』はABEMAにて日韓同時放送され、初回は6月30日(毎週金曜8:50〜)で、全10話放送予定となっています。

https://support.momentica.com/hc/ja/articles/7262984777103

米メタルバンドのAvenged SevenfoldがNFT連動グッズを販売

​​Avenged Sevenfoldは2021年12月、ユニークなコウモリのイラストが描かれた10,000個のNFTコレクション「Deathbats Club」を販売しました。
Deathbats Clubでは、「限定グッズが年に2回自宅に届く」「生涯無料のチケット」といった各レアリティに異なる特典やバンドメンバーを含むDiscordの参加権、The sandboxでのイベントやライブの参加権などが用意されています。
また、Avenged Sevenfoldは米チケット販売会社のTicketmasterと提携し、Deathbats ClubのメンバーはAvenged Sevenfoldのチケットを最優先で購入することが可能になりました。

「Deathbats Club」に加えて、Avenged Sevenfoldは5月25日、NFCタグのついた公式グッズやCDの販売を発表しました。
BerifyというアプリからNFCタグを読み込むと、各グッズからトークン(NFT)が得られ、獲得トークンに応じて、自身のウォレットに所有するTicket Pass NFTがランクアップする、という仕組みのようです。
Ticket Pass NFTは、誰でも無料で獲得することができ、今回の(NFCタグのついた)グッズ購入の他に、ストリーミング音楽視聴やライブイベント参加などで。ランクアップしていくことが予定されています。

最後に

「Web3 topics for entertainment」はアーカイブは下記にもありますので、ぜひご覧ください!

Kulutreでは、「Kulture Klub」というコミュニティを運営しています。
「テクノロジーの進化と共に、新しいエンターテインメントを創造する」というミッションのもと設立した『Kulture』の重要なピースになると考えている、実験的なコミュニティです。

「Kulture Klub」では音楽×Web3のニュースがわかるweb3ニュースチャンネル、様々なエンタメを話し合う雑談チャンネルなどが楽しめます。詳しくは下記のnoteやDiscordリンクより、ぜひご参加ください!

また、会員証NFTの「Kulture Klub member PASS」を手に入れると、Kultureが進めているプロジェクトに参加することができます。詳しくは、下記のnoteをご覧ください。

さらに、Kultureでは、テクノロジーの力で新しいエンターテインメントを一緒に創造するためのメンバーを絶賛募集中です。
エンターテインメント業界に貢献したい、Web3に関連する新しいサービスを作りたいなど様々なバックグラウンドのメンバーがいます。是非お気軽にご連絡いただければ幸いです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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