海洋民族ラピュタが見た北緯33度の星空
「13の月の暦」での新年「青い律動の嵐の年」が始まってすぐの7/27(KIN20)、神戸に向かう新幹線の中で、武内先生からひと月ぶりくらいに思いがけない連絡を頂いた。KIN241(7・竜)の私にとって「予期せぬ神秘の働き」が最も高まる神秘のパートナーの日、KIN20(7・太陽)に連絡を下さるところが流石である。
おかげで私は、2日後のKIN22に、忌部氏ゆかりの地で盃状穴を発見するという幸運に恵まれた(【忌部氏の天太玉命神社で盃状穴を発見!】参照)。それだけでなく、その時の連絡がきっかけとなって、長崎五島列島の旅にもご一緒することになったのだから、まさに神秘の働きがそのまま形になったようなものである。
当初は8月中に何か一緒にやりましょうという話だったが、日程調整をしている内に10月上旬の新月に合わせて五島へ、という話になった。ちょうど、私がお盆の頃に東京で会う予定になっていたmiccoさんたちを五島に案内することになっているらしく、バラモン凧職人の絵美ちゃんとか、旧暦に従って祝詞を上げる村長とか、断片的ながら現地の魅力が伝わってくる先生のお話に、ぜひご一緒したいです!と申し出ていたのだった。
miccoさんとチベット料理店タシデレでお会いし、アルタイ(シャンバラ)の旅の話などをお聞きした時に、五島のことも確認してみたが、どうも全容を把握しているのは武内先生だけで、miccoさんも今ひとつ状況が分かっていない様子であった。しかし、気分はすっかり五島に飛んでいたので、私は挑戦の「月の月」に入った瞬間(G8/23)に、割安で手に入る変更不可のフライトチケットを購入した。
10月初旬の九州は台風が来る可能性も高いが、どんなに際どい状況になっても「時に適っているのなら行くことが出来る」という体験を重ね続けて来た私は、10/1(KIN86)に長崎に飛び、10/3(KIN88)に東京に戻る便を取り、1日夜に泊まる宿も長崎港ターミナルの近くに取った。
それなら2日朝イチのジェットフォイル(高速船)で五島に渡れるし、3日未明に新月の神事を体験した後、余裕を持って島での時間を過ごし、最終のジェットフォイルで長崎に戻って一番遅いフライトで東京にも帰れるはずだ。当初は、フライトが関係する私だけ1日早めに長崎入りする予定だったが、結局、先生もmiccoさんたちも10/1の内に長崎に入って合流することになった。
1959年のチベット民族蜂起(KIN76)とシンクロする9/21(KIN76)に阿蘇で行われた「世界水まつり」の会場で、先生やmiccoさんと直にお会いする機会があったものの、五島の予定について話し合う時間までは取れず、当日までもっぱらメッセージでのやりとりで予定が決まって行った。
そこから1週間後の9/28、「五島列島、船でますかね?台風大丈夫かしら」というmiccoさんからの問いかけをきっかけに天気予報を確認すると、確かに台風18号が近づいて来て、10/3に最接近とか暴風雨とかの情報になっている。3日に帰れなければ島に延泊して4日に戻るという話や、日程を改めようかという話も出たが、結局、行ける者で行こうということになった。
私はどの道チケットが変更不可なので、台風に突っ込んで行くしか無いのだが(笑)、場合によっては(高波で船が出ないようなら)長崎観光だけして帰るとか、帰りのフライトも欠航するようなら長崎市内で延泊して新幹線で帰るかとか、色々と考える必要も出て来た。5日には東京に戻っている必要があったからだ。
9/29、熊本からの移動途中に先生が私を長崎空港でピックアップして下さるという話や、miccoさんたちとは長崎市内の諏訪神社で待ち合わせをし、その後、ルルドの泉に行ってみようという話が先生から飛び出した。この時初めて、長崎にもルルドがあるのを知ったが、それ以前に、関東には台風17号も接近しつつあり(場合によっては直撃)、私は長崎に行けるのかどうかも危うくなって来た。
台風18号の動きも微妙で、超ゆっくり移動し続けるか大陸の方に逸れてくれるかしないと、お天気はギリギリ何とかなっても海は荒れて五島に渡るのが難しくなる可能性があり、仮に島に渡れた場合でも、2,3日島に閉じ込められて長崎には戻れない可能性も出て来た。
台風の動き自体は当初の予報より大分ゆっくりになって(一方で勢力は巨大化)、28日に気にし始めた頃よりは可能性が見える感じになっていたが、波高3m、風速15mくらいになるとジェットフォイルが運行停止となることを知り、それらの値をエリア別に調べられるサイトで確認してみると、往路か復路のどちらかがそのギリギリのラインになることを示していた。
もし運行停止になるようなら、時間が3倍くらいかかるフェリーで激しく揺られながら移動するしかなくなるが、それにも限度がある。これまでの経験から導かれる直観では、針の穴を通すような形で行ける流れなのだが(関係者の意識も天気の変化も)、客観的な情報を見る限りは、やはりハラハラせずにはいられない状況が直前まで続いたのだった。
そして迎えた10/1(KIN86)の朝、台風17号は弱体化しつつ東に逸れたので、長崎行きSNA033便は無事羽田を飛び立った。2つの台風の影響か多少揺れたが、飛び立つ直前に機内放送関連の機器トラブルで30分ほど遅れが出たという案内があった割には、長崎の到着時間はほぼ定刻であった。
無事、武内先生とも落ち合って長崎市内へ移動。フェニキアの都テュロス(現スール)やペトログリフのある阿蘇の押戸石山などが北緯33度にあるのは、星の位置関係が同じになるその緯度を海洋民族ラピュタが好んだから、などという興味深い話を色々とお聞きつつ長崎に到着。出島ワーフというベイサイドエリアでランチを頂く頃には、汗ばむほどの日差しになっていた。
思えば、武内先生と私を繋げてくれたのは、「世界水まつり」の呼びかけ人・江本博正さん(KIN33)であった。北緯33度に近い長崎空港に33便で到着し、先生から北緯33度ラインのお話を聞くという流れに、私は時空を超えたシンクロを感じつつ、この旅が多次元的に約束されたものであることを確信したのだった。(D)
自己存在の月6日 4・星(KIN108)
🌟10/26(土)横浜ナディア 13の月の暦レクチャー
🌟時のからだ塾 新塾生若干名募集中
🌟11/3(日)渋谷【宇宙のリズムを生きる「13の月の暦」】
🌟11/10&11 京都アースファミリーフェスティバル【宇宙の歴で地球家族を見つけよう!ワークショップ】
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