カリフラワー食べてる?
こんにちは。
薬膳師のクコの花です。
身体の声を聞く習慣を
少し前から急にカリフラワーのポタージュが食べたくて堪らなくなりました。
薬膳生活が長くなるのに比例して、その時、その時に必要なものが自然と食べたくなる事が増えてきたと実感しています。
常に身体と対話をしていると、自分に必要なものが見えてくる。そんな感じです。
カリフラワーはまさに今、旬真っ盛り。
実は今の時期に必要な食材なのです。
冬の大敵は寒邪
冬は寒さ(寒邪)が身体の1番の大敵となります。
身体を温める大元を担っているのが、「腎」というところ。
腎が寒邪によって弱まってしまうと腎のあたためる力が傷つき身体全体が冷えやすくなります。腎が弱まると排尿が上手くいかなくなるのでむくみやすくもなります。
生殖に及ぶと不妊を招いたり、肺と関連して喘息を起こしやすくなったり。。。まぁ、色々な不具合が起きてきます。老化現象なんていうのも、この「腎」の弱りから進んでいきます。
最近、上のイラストのように疲れてぐったりする時間が増えたクコの花。老化症状に腎の弱りを感じていたところに、本格的冬の到来で身体が腎の補強を求めていたのでしょう。
カリフラワーは今こそ食べたい食材
カリフラワーには薬膳的にみると「補腎」「和胃」などなど。。。
つまり、腎を強くして水の巡りをよくしたり、お腹の調子をととのえたり、老化予防にオススメな食材なのです。
冬のオススメの食材にブロッコリーがありますが、こちらも薬膳的に「補腎」の食材として良く使われます。
同じような働きがありますが、栄養学的にみると、ブロッコリーにはガン予防の働きがあったり、カリフラワーにはカリウムが多めでよりむくみを改善する力が強かったりなんて違いがあります。
形も働きも似ているこの2つ。それもそのはず、元をたどれば同じもの。カリフラワーはブロッコリーの突然変異で色素が抜けてしまったものを改良を重ねて今の形になったと言われています。
さて、昨日アメブロにあげていたカリフラワーのポタージュですが、作り方は以下の通りです。
冬のカリフラワーポタージュ
ハトムギ 大さじ1
クコの実 20粒
カリフラワー 200g
玉ねぎ 150g
牛乳 180ml
水 220ml
コンソメ 1個と半分
塩、胡椒 少々
ハトムギは洗い水につけておく。クコの実は水または酒につけて、食べやすい固さに戻しておく。
カリフラワーは小房に分け、お酢を入れたお湯(分量外)で固めに茹でておく。
玉ねぎはスライスしておく。
鍋に油をひき、玉ねぎを炒め、しんなりとしたらカリフラワー、ハトムギ、水、コンソメを加えて煮る。
カリフラワーが柔らかく、くたくたになったら火をとめ、あら熱をとりミキサーなどで撹拌する。
鍋に戻して火にかけ、牛乳を少しずつくわえてのばしていく。沸騰する直前で火をとめる。
お好みで塩、胡椒で味をととのえる。
※カリフラワーはお酢を大さじ1程度加えて茹でると白く茹であがります。大きいものは半分くらい残るので食べきれなければ固めに茹でて冷凍保存しましょう。茹ですぎるとポロポロと崩れるので注意。また冷ますときは冷水にとらず、ザルなどにあげてそのまま冷まします。
ハトムギはかたいので、砕いてあるものや粉のものを使った方が簡単になめらかに作れます。
お試しあれ!