リスクをどう背負うか。
わたしは慎重派の人間だ。
時々どかーん!と派手めなことを
しているように思われがちだが超慎重だ。
無理のない範囲で物事を進めたいし、
できるだけ無駄なエネルギーも使いたくない。
だらけて生きていきたいわけではなく
安定や心の平穏を重視するタイプなのだと思う。
だから、リスクを負うことが分かっているのなら
それを踏まえてさまざまなことを管理するのである。
自分一人で生きているのであれば
炊事、掃除などの家事を比率を下げて
リスクを補完などができるが
守るべき子どもたちがいる場合には
そこの比率は下げたくない。
それでいて、仕事の比率を上げていきたいとなると
キャパは超えることが分かっているので
なかなか踏ん切りがつかない。
ここでリスクを負い、
少し踏ん張ればキャパは増えるのだと思っていても
少し先の荒れた未来を想像しては
安定思考の私の中のわたしが
「今のままでいいのだ」と邪魔をしてくる。
そして、成長思考の私の中のわたしが
「チャンスは逃すな」と熱く語りかけてくる。
チャンスは逃したくない。
けれど、リスクを負い過ぎたくはない。
その結論は、
「小さなことから少しずつ挑戦してみる」
スタートダッシュは決められないデメリットはあるが、
じっくりじっくり地盤を固めていく。
そうして、得意の安定に寄せていく。
挑戦はやめない。大切にしたいものは守る。
だから少しだけ負荷をかける。
それでも、時々バランスは崩れて
いっぱいいっぱいになることはある。
いっぱいいっぱい。
言葉の通りに、溢れんばかりの状態だから
何かを取り除いてあげないと解決しない。
だから、少しの間くらいは負荷を取り除いてもいい。
そんな気持ちもどこか片隅に持っている。
そうすると心が少し軽くなる気がするのだ。
いつでも手放してもよい。
そして、また戻ってきても良い。
そのくらい軽やかに。
これがわたしのリスクを背負う方法だ。