BTSとARMYの皆に、心からの「良かったね!」を。~Permission To Dance On Stage - LA Day 4~
浄化された。
魂が清められるってのは、こういう状態のことをいうのか。
そして、今、とても心が温かい。
ちょっとびっくりもしてる。
先々月のオンラインライブも見たし、BTSのライブの感触は凡そ掴めた気になっていたが、会場にARMYがいるかいないかであんなに違いが出るとは。
しかもだね、BTSのライブ見て、それもオンラインで見て、自分が泣くとは思わなんだ!だよ。
日本時間で12月3日(金)にあった、BTSのオフラインライブ「Permission To Dance On Stage - LA」をオンラインで視聴した。
平日の真っ昼間にやるもんだから、このために仕事も休んだ。
見よ、私の気合の入れようを。
大きな期待ともに視聴した、このライブ。
泣くほどの感動を与えてくれた、このライブ。
私の想いをここに残す!
自分のことをARMYと言うには、恐れ多くて。
え、私ってARMYだったっけ?
ぶっちゃけ、BTSのことは好きになっちゃってるなと自覚はしてるけど、恐れ多くて、いまだ自分をARMYとは言えない。
ARMYって、BTSにとっても特別な、大切な人たちなんだろうと思うから、その仲間に入れてくださいよと、軽々しく言えるほど、私の神経は図太くない。
誰かが「BTSに関心はあるけど、ファンではない。いわば、BTSウォッチャーだ。」と言っていたが、私の場合、BTSウォッチャーというほど客観性を保てていない、前のめり感があり、んー、やっぱりしっくりくるのは「ファン」かもしれない。
さらに言えば「にわかファン」。
どの世界でもそうでしょうけど、にわかはそれ以前からのファンに受け入れられないのが世の常なので、あまり声高にはいいづらいところ。
ビジネスモデルとしてのBTSに興味を持ち始めたのをきっかけに、あれよあれよと転がるように、BTSの沼にハマっていく経緯は、以下のnoteにて。
わりと距離感をもって、関心を寄せていたつもりだったのに、あっという間に彼らのとりこ。
その沼にハマっていく自覚はある一方で、一応は、私自身は「私はファンだけど、ARMYではない」という定義をして、だから彼らの言うARMYの中に私は含まれていないという意識をもって、このライブを観ることにした。
とはいえ、やっぱり好きは好きなんでしょう。
前回のオンラインライブ以降、BTSの曲を毎日聴き、大量供給されるYouTubeの動画を見て、メンバーそれぞれの名前(ニックネームも!)はもちろん覚えたし、色んな記事も読み、BTSのことは勉強した。
知れば知るほど面白い、BTS。
JIN、SUGA、J-HOPE、RM、JIMIN、V、JUNGKOOK、一人ひとり、7人全員がそれぞれ素敵。
私の年齢的なこともあってか、最近は人の外見だけでは惹かれなくなっている。
BTSにおいても外見的な魅力は横に置いておいて(外見的な魅力がないと言いたいわけではない、むしろそれも魅力だがそれ以上にってこと)、彼らの内面が反映された言葉や振る舞いが、言葉が古臭いかもしれないけど「ときめき」を感じさせるものばかりで、本当に強く惹かれてしまう。
誰が一番とかはなく、全員が好き。
そういうのを、韓国語では「オルペン(올팬)」というらしい。(オルは「オール(全員)」、ペンは「ファン」とのこと。)
日本でいう「箱推し」みたいなものだろうが、ちょっと引き気味の「オルペン」状態で私は今回のライブに臨んでみたわけだ。
スペゲスさん、いらっしゃ~い!
そんな風な、ちょっと傍から俯瞰したかのような感じにはなってしまったが、それでも、このライブは最初から最後まで本当に楽しかった。
セットリストは、本編は10月のオンラインライブとほぼ一緒で、日によってゲストが来たり、アンコールの内容を変えたりしていたみたい。
オンラインライブの日ではなかったが、Megan Thee Stallionとのステージ上のコラボが実現したのは良かった。
ライブの前の週にあったAmerican Music Awards(以下、AMA)で、コラボすると発表されつつも、Meganの個人的な事情(たぶん以前からあったレーベルの問題?)により叶わなくなってしまったのを、とても残念に思っていた。
だって、そのAMAで、3Jのめっちゃ難しいダンス(▼)を、Meganのラップパートの時に披露してくれたらいいなと期待していたものだから。
これ踊ってる3人がすごい好きで、テレビサイズなら、それが実現可能だと思っていた。
さすがにスタジアムでのライブだと、サイズ感が大きすぎるし、やっぱりメインはBTSだから、Meganはメインステージ、BTSはセンターステージ、最後にセンターステージに全員集合という形になったみたい。
初っ端、Meganのマイクの音の拾いがあんまり良くなかったぽいが、それでもよし。
最後にはBTSの皆に囲まれる、プリップリのMegan、実に可愛い。
COLDPLAYとも、4日目のどこかでコラボ来るんじゃないかと思いつつも、なかなかないなぁと思ってたら、最後の最後に来た、Chris Martinが。
ARMYの黄色い歓声に包まれちゃって、ちょっと気恥ずかしくなっちゃったか、Chrisは逃げるように帰っていってましたね。(笑)
このセットリストは、7人全員で常にステージに立ち続けることを意識して考えたという。
7人全員でステージに立てて、しかも、目の前にARMYがいるなんて機会が、次にいつあるかどうかわからない。
それはコロナ禍だからということもあれば、兵役義務のこともあるだろうし、それ以外にも何かあるかもしれない。
将来は誰にとっても不確かで、不安もあるけれど、今は一緒にいられるのだから、一瞬たりとも逃すことなく、BTS7人全員とARMYの間で時間を共有して心を通わせるのだという、彼らの思いがこのセットリストからも伝わってくるようだ。
7人が7人、全員が好き!
10月の時には、Vが脚を痛めて踊れなかったが、今回のVは、見た感じ本調子ではなさそうだったけど、7人全員で踊ってる姿を観れて良かった。
J-HOPE
J-HOPEは、今回のステージに限ったことでもないけど、どの曲のどのタイミングでも、キレッキレのバッキバキに踊ってくれてて、表情も豊かで、観ている人たちを笑顔にさせてくれる。
そして彼のダンスは、ただ音楽にのって動いているだけではなくて、その身体の動きの向こうに、彼の強い意思が感じられる。
にわかの私には、その意思が何だかはまだわからないけど、とにかく彼はとてもアーティスティックで、表現力があるということだろうと思う。
あと、私はJ-HOPEの声が割と好きで、「Butter」の〽Smooth like, Cool shade, And you know we don’t stop! のあたりとか、若干ダミがかってるところがとてもよし。
どんなJ-HOPEさんも好きですが、黒髪で前髪あげてるJ-HOPEさんは特に好き。
JIMIN
JIMIN、なんなんあの色気は!
JIMIN、なんなんあの可愛さは!
JIMINを見ると、いつも「反則だわ…。」って思う。
何のルールにどう反してるんだかわからないけど、ハイトーンボイスで歌うだけでもキュン死に(死語?)させられるぐらいなのに、可愛くってセクシーでって、もう、どうしてくれよう。
JIMINは、何かのバレエとか何か、ダンスの素養があるのかしら。
いわゆるヒップホップみたいなステップもできるし上手だけど、その合間合間に挟んでくるジャズダンスっていうか、コンテンポラリー的な舞いが超絶美しくて、後光が射してるように見えた。
素肌にジャケット羽織ってるだけのような衣装の時あったじゃないですか。
あの時、ボタン飛んでいけ!って思ったね。(初日のJUNGKOOKじゃないけど。)
JUNGKOOK
歌はJUNGKOOK、めっちゃうまい、優勝!(語彙力)
もはやオンラインで見た最終日だったか、SNSで流れてきた動画で見た別の日だったかわからなくなってきたが、何かの曲で、JUNGKOOKがフェイクを入れていたのだ。
んまぁ~、すごくピッチが正確。
ライブの生歌、動きながらのフェイクで、バチーンと音を当ててくる。
テレビ歌唱やレコーディングされた音源ではわからなかった、彼の歌唱力の底力をライブでは知ることができたように思う。
BTSの歌唱においては、JUNGKOOKが大黒柱。
最年少であってもそれはそう!
やっぱり、歌が上手い人ってイイわ。
ここからは、彼らの率直な言葉で胸を打たれた、メント(メントとは、アーティストのトークのこと。日本ではMCって言われてるやつ。)から。
特に最後のメントでは、皆、エモーショナルだった。
ようやく会えたからこそ、今度は別れがつらくなるのだろう。
JIN
オープニングメントで、客席のARMYたちが「진」とハングルが一文字書かれたプレートを持っていることにJINが気づいたときの表情、良かった。
お誕生日2日前の、ARMYからのサプライズ。
このハングル「진」がJINって書かれてるってわかりましたよ!(←韓国語の勉強を始めた人)
最初は、割とあっさり目なリアクションで流すなぁと思っていたけど、最後のメントで、JINは、感極まっては、その後のパフォーマンスに影響が出るからと抑え気味にしていたと言っていた。
JINのプロフェッショナリズムにも感心するし、その気持ちを素直に語れるところも素敵だよ!
RM
恐れや不安を口にした、RM。
リーダーとしての重責も感じていたんでしょう。
目頭を押さえるような仕草も見せた、RM。
ARMYに会えない2年もの間に、知らず知らずに起こっているかもしれない変化に不安を抱くこともあったのでしょう。
BTSほどの、世界のスーパースターに昇り詰めて、私からしたら順風満帆にしか見えないのに、そんな気持ちになるなんて。
頑張ってきたのでしょう、つらい時もあったのでしょう。
この4日間のライブで、抱いていた不安が払しょくされたと語り、ちょっとほっとしたような、RMの柔らかい笑顔が見れて私も嬉しい。
SUGA
他のメンバーが結構エモーショナルなコメントを発している中、ツアーができそうだなんて、ちょいちょい布石を打ちながら、冷静に、「ARMYは変わっていない!」って力強い言葉を投げかけてくれる。
視野が広くて、大人だなぁって思う。
それから、AMAの時も受賞スピーチの時もそうだったけど、私はSUGAには、どんな時でも韓国語で喋ってほしいなと思っている。
きっと彼の繰り出す、韓国語にはパワーがあるんだろうと思うから。
私はSUGAのラップの意味を理解して、その凄さを感じたいから、韓国語の勉強を始めたのですよ!
V
V(テテ)は、明らかに涙が伝った跡が右頬に残っていた。
泣いちゃうんだ~っ!????
有観客でのコンサートが2年できなくて、ようやくできたからって泣いちゃうって、どんだけピュアなんだよ?っていう。
2年間がとてもつらかったと語る彼。
BTSを知ったころ、私はVのことをちょっとキザな感じの人かと勝手に思っていたのだが、そういう一面もあるかもしれないが、それだけではないのだと理解した。
そんな彼の姿を見たら、謎の母性が私に芽生えてしまうではないか。
日本では、色々と制限はあるけれど、それなりに有観客でできてもいたせいか、久しぶりのライブで泣いちゃうアーティストがいたなんて、あまり聞かない。
やっぱり、BTSとARMYの心の結びつきの強さからくる反動なのだろう。
ライブは、BTSとARMYとのデート。
以前、私のnoteにこんなこと(▼)を書いていたのだが、あながち間違っていなかったと、このライブを見て思った。
BTSにとってのライブって、愛し愛される場なのだと、本当によくわかった。
オンラインライブの時とはBTSのメンバーの表情も全然違う。
ARMYが大きな声で一緒に歌ってて、その大きな歌声に包まれた中で踊るBTSの皆。
BTSの7人と、世界中からLAに集まり、または、オンラインで観ているARMYの皆とが、お互いに思い合う様子には心を打たれてしまった。
私自身は、BTSとARMYたちのように、2年もの間、お互いに会えないことを辛く思ったり、不安に感じたり、耐え忍んだりという感覚は、正直に言って、ない。
しかし、自分がその当事者でなくても、思い合っている者同士が通じ合えた瞬間を目の当たりにしてみると、人って感激してしまうものなのだと実感。
BTSとARMYの感激が、画面越しであっても、私自身に伝染してくるかのような。
本当にお互いに苦しい年月を経て、このライブのコンセプトでもあった「We don’t need permission to dance.」の時が来て、こうして会って思いを通わせることができたんだなぁと、ジーンとしてしまった。
泣いたのは、最後の最後。
そして、何よりもBTSの皆の、ARMYのことを思いやる心の深さよ。
特に印象的だったのは、アンコールも終えて、サプライズゲストでColdplayのChris Martinが来ての「My Universe」も終え、「Permission To Dance」のリフレイン(Da-nananananana)をリピート流しながら、メンバー皆が手を振って、「愛してるよ!」とか「また会おうね!」とかを英語や韓国語で言いながらARMYとの別れを惜しんだ後の、最後の最後。
メンバー全員がメインステージ上で横一列に並んで、手をつなぎながら頭を下げて「ありがとうございました!」って韓国語で言った後、上からスクリーンみたいのが下がってくるとき。
メンバーが各々が「愛してる!」「ありがとう!」と叫んでいる中、私は英語字幕で見てたんだけど、画面にパッと”Stay healthy. Stay happy.”って出たんだよね。
!!!!!!!!!!泣く!!!!!!!!!!
この言葉を見た瞬間に、涙が止まらなくなってしまった。
皆がめいめいに喋っていたから、メンバーの誰が、何語で発した言葉かわからない。
エンディング・メントでも似たようなことを言っていたから、JUNGKOOKかもしれない。
日本語に訳せば「元気でいてね。幸せでいてね。」ってこと。
今のご時勢、これほどまでに相手を思いやる言葉ってあるだろうか。
「愛してる」も「ありがとう」も、そりゃ貰ってうれしい言葉ではあるけど、究極的にはARMYの健康と幸福を祈ってるって。
………………………………………………………………………………………………………。
もう神レベルの尊さだわよ。
この言葉を発した一人がすごいと言いたいわけではなく、誰が発した言葉であっても、これがBTSを代表しての考え、ARMYに対する思いなんだろうと思う。
日頃、こんな風に、人に思いやってもらうこともないものだからか、このストレートな言葉が私の心の琴線に触れたよう。
私自身は2年間も会えない期間を耐え忍んでないし、新参者だし、ちょっと傍から見てる感じにはなってしまったけど、このライブを一緒に見させてもらうことで、画面越しに、BTSとARMYの皆さんから、暖かい気持ちのお裾分けをいただけたように思っている。
BTSの皆、ARMYの皆、ありがとう、そして、本当に良かったね。