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アートとしての写真の位置付けを考える
本記事の目的
広義におよそアート、芸術とよばれるものと写真を比較することで、相似なスタイルの表現を見つける、他の芸術表現の形式であったりアイデアを写真に流用できないかと考えたため分析したいとおもいました。素人の分析なので分野の方からは、異論はあると思いますが、そういう時はお手柔らかに指摘をくださればと思います。
※意外と比較軸を探すのが難しく、大仰なタイトルの割に薄っぺらい内容になってしまいました。
抽象度と立体表現の観点
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何もしなければ写実の最たるものになるのが写真で、頭の中にあるものだけをアウトプットする創作物とは対照的と思います。
ただし、具体例を挙げればボケ・ブレや部分的な切り取りなど、観点や技法次第で、抽象度を上げることは可能かと思います。
また、写真は今の技術では二次元の写真を指しますが、立体方向に広げるのは展示の工夫など、あるかと思います。実際面白いと感じた展示がありました。機会があれば写真を3次元的に展示するのはやってみたいと考えています。※音楽に関しては2次元/3次元の概念を持ち込めないと考えたためニュートラルとおいています。
制作規模と時間軸の観点
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人数規模に関しては、写真は本当に完全に1人のこともあればスタジオ撮影用のように複数のスタッフで構成されることもあると思います。これは絵画のような美術作品でも分業体制があるとは聞いたことがあるので、どちらが大人数になることがあるのかは素人的には分かりません、同じくらいかもしれません。が、オーケストラのように100人規模になることはまぁ無いと思います。大勢の共同作品というのもモデルならとは思いますが、撮り手としてはちょっと想像つかないです。あえていえば、書いている途中で気づいたのですが、共通のテーマで大勢で共同展を開催するくらいでしょうか。
時間軸については、完全に静的なものを表現時間0秒と考えて、作品単体を表現するのに要する時間を縦軸に置いています。こちらはスライドショーのように縦軸の上方向に広げることも可能かと思います。空間との合わせ技で、時間軸にそって奥行きを持って並べるのも面白そうです。