韓国|暑い日はやっぱり<パッピンス>
7月2週目の食費
期間
7月10日(月)〜 7月16日(日)
食費
Total 1.9万円(185,771ウォン)
外食:5回 10,840円(108,400ウォン)
自炊:10回 7,657円(76,573ウォン)
お菓子作り:1回 80円(799ウォン)
クラシック・パッピンス
アーティジェ(artisee・아티제)
いろいろなパッピンス(氷あずき)を食べてきた中で、やっぱりいちばん美味しいなぁと思うのが、ベーカリーカフェのチェーン<アーティジェ(artisee・아티제)>の”クラシック・ビンス”だ。
・甘すぎないがしっかりと甘いあんこは、豆の味が生きている
・やわらかな食感とコクのある甘さの牛乳の氷
・求肥っぽいもちもちのお餅
・氷が溶けにくい専用の金属製の器
・深い器の底からもすくいやすい、細長い専用のスプーン
など、商品へのこだわりが感じられる。
価格は年々上がり続けていて、今年は18,000ウォン。同じくらいの価格のパッピンスでも好みと合わなかったりするとがっかりしてしまう。<アーティジェ(artisee・아티제)>のパッピンスはいつ食べても期待を裏切らない美味しさで、安心して注文できる。
しっかり丁寧に作られるコーヒーとパン
<アーティジェ(artisee・아티제)>はパッピンスだけでなく、コーヒーやお茶、パンとケーキも美味しい。
少し話が逸れてしまうが、交換留学でソウルに滞在していた2005年当時は、アメリカーノには基本設定ではお砂糖(シロップ)が入っていて、シロップ抜きで注文しないと甘くないアメリカーノを飲むことができなかった。町のパン屋さんのケーキはバタークリームがメイン、パンはちょっとパサっ&もちっとしていてふわふわ系のパンは美味しくなく、ハード系のパンは存在しない、そんな感じだった。2016年にこちらに引っ越して来た当初も、個人的にはパンは東京が断然おいしかった。それがこの7年で本当に大きく変わって、ソウルにもおいしいパン屋さんが増えた。<TARTINE>など海外ブランドも入ってきて全体的なレベルが上がった。
でも、<アーティジェ(artisee・아티제)>は違った。東京から来て間もなかったあの頃から、東京と同じくらいおいしいパンが食べられるお店だった。どこ(の会社)が母体だからこんなにしっかり作ってくれるのかなと気になったので、あるときお店の人に「どこの系列なんですか?」と聞いたことがあった。ホテル新羅から始まって、今は製粉メーカーの系列だとそこで知った。熊のマークが人気のコムピョ(곰표)ブランドを持つテハン製粉(대한제분)の系列だ。
↓ 10cm「アメリカーノ」
アメリカーノを注文するときに「シロップ抜きでください」という歌詞がある。
物価高のいま、この価格設定はすごい!
ハルトック(하루떡)
大好きなソンブットンン(城北洞)エリアのお餅屋さんのパッピンスはコスパが最強だと思っている。
・1人前にちょうど良い小さなサイズのパッピンスが9,000ウォン
・2人で1つ注文しても全く問題ない(スプーンもお茶のカップも2つずつくれる)
・パッピンスを注文すると、お茶(ハスっぽい味)とお茶請けのお餅が2つついてくる。
パッピンスの味は、
・あんこにパンプキンシードなどのナッツがたくさん入っていて香ばしい
・きなこをかけてくれているのでダブルで香ばしい
・氷は牛乳の氷でコクがある
・氷の中にもあんこを入れてくれているので最後までおいしい
きな粉の再発見
最近、ビビン麺にきな粉をかけてくれるお店に出会ったり、先週の旅行で訪れたシドニーのbills本店でグラノーラにきな粉がかかっているのを食べてみたりして、私もきな粉をちょっと使ってみようと思った。今度、家で作るサラダにかけてみよう。
そうそう、サムギョプサルにきな粉をつけて食べるのが韓国では数年前にすごく流行ったらしいのだが、今もたまにきな粉を一緒にだしてくれるサムギョプサル屋さんがある。焼いたサムギョプサルにきな粉をつけて食べると、豚肉の脂の甘みが際立って、控えめに言って最高に美味しい。
シナモンのきいた氷あずき
スボックパンジップ(수복빵집)
キョンサンナム道(慶尚南道)の西部に位置するチンジュ市(晋州市)にある1948年創業の昔ながらの甘味処<スボックパンジップ(수복빵집)>。
メニューは
・あんこ入りの蒸しパン
・その蒸しパンをあげた蜜パン
・氷あずき
・お汁粉
の4種類のみ。
あんこにシナモンがきいているのがこの店の味で、あんこ入りの蒸しパンには外からもこのシナモンのきいたあずきの蜜をかけてくれるのがこの店ならではのスタイルだ。
最近の店では氷あずきの氷は牛乳を凍らせたものを使うことが多いが、この店の氷は普通の水から作った氷で、あずきの味をストレートに感じることができてうれしかった。
看板も店内のインテリアも厨房も、年季が入っていてレトロ感がたまらない。
今週もごちそうさまでした。
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