米国株下落!ASMLの決済でNVIDIA含む半導体株に影響、アメリカ経済に消費低迷と債務不履行リスク拡大!ゴールドが魅力的か!?
昨夜はアメリカ経済ではいろいろな動きがありました。良いニュースもありますが、悪いニュースが多く米国株はNYダウ・S&P500・NASDAQともに下落いたしました。
アメリカ経済
--半導体メーカー:ASML誤爆決算で株価暴落--
昨晩、世界最先端のオランダ半導体メーカーであるASMLが技術的なミスで1日早く決算内容を公開してしまった。
決算内容は市場予想のより悪く、前回決算の受注と比べると半分になってしまっている。
この結果を受けてASML株は16%の急落。この決算を引き金にNVIDIAを含むアメリカ企業の半導体メーカーも株価が下落いたしました。
ASMLにとって中国が最大の市場です。中国の景気後退と期待に添えなかった、景気刺激策発表により今後も株価は難しくなってくるでしょう。
--米国消費者の債務不履行になる可能性が上昇--
インフレが続く中、米国株は大きく上昇をしていてアメリカの総合資産は上昇している。ですが、それは富裕層の話であり、元々そんなに株を所有できていない世帯は、インフレで物価が上がり消費が低迷してきています。
ニューヨーク連銀が火曜日に発表した月例消費者期待調査の結果によると、今後3ヶ月間に最低債務返済額が支払えない確率が14.2%に上昇すると予想している。2020年のピークの値が16.1%なのを考えると、大きな値になってきています。
雇用統計が良いこととインフレ抑圧されていることから、消費が安定していくと考えたい。
--米国株--
米国株価市場は、NYダウ・S&P500・NASDAQともに下落しました。ASMLの決算内容が悪くASML株が暴落。それを受けてNVIDIAを含めAI関連株は下落しました。
昨日からのJPモルガンやウェルズ・ファーゴやバンク・オブ・アメリカは決算内容良かったことに、株価は上昇。
・NVIDIA:ASMLの決算内容が悪くASML株が暴落の影響から4%ほど下落。前日からバイデン政権より、NVIDIAなど米半導体メーカーが、製造する人工知能向けの半導体について、販売を各国ごとに規制の検討をしている。このことから株価は下落基調でした。
人工知能向けの半導体販売規制に関しては、検討段階でバイデン政権中に導入できる見通しない。販売規制は中国に流れる恐れがあるためと思われる。
・ユナイテッド・ヘルス:8%ほどの株価は下落いたしました。2024年の7~9月の決算で売上は市場予想を超えていましたが、保険料収入に対する、保険給付率上昇と、1株利益の見通しが市場予想を下回りました。
・ジョンソン・アンド・ジョンソン:5日発表した2024年7〜9月期決算は、純利益の前年同月比-38%でした。ベビーパイダーの健康被害等が原因と思われます。ですが、がん治療薬の「タラザレックス」等の売り上げが上層したことにより、株価は1.5%ほど上昇した。
--為替(ドル円)--
ドル円は149円を推移しており、一時は150円台になるのではないかと思われましたが、149円前半に落ち着いてきております。
--金(ゴールド)・原油--
・金(ゴールド):ロンドン貴金属市場協会では、来年の10月下旬まで金価格は上昇を予測しています。金は2024年で好調な商品の1つです。地政学的リスク、アメリカの利下げに対して強い商品の安全資産として人気です。
・原油:国際エネルギー機関(IEA)によると、世界はエネルギー価格下落に向かっているとのこと。中東情勢の悪化やロシアとウクライナなど地政学的な問題がある中、原油先物は今年1バレル=75ドルを下回る水準です。
地政学的リスクがありつつも、潤沢な石油生産によって打ち消されている。
大きな問題がない限りは、原油はかなり余剰な状態になると予測されている。