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新規失業者は減少したが、職探しが困難に!米国株は横ばい


新規失業保険申請件数

新規失業保険申請件数は、市場予想では22万4000人でしたが21万9000人となりました。前回は22万人でしたので1000人少なくなっております。

新規失業保険申請件数:21万9000人(結果)・22万4000人(予想)・22万人(前回)

新規失業保険申請件数

この1年の新規失業保険申請件数を見ると、ハリケーンやボーイングのストライキの影響で大きく上昇していました。最近はそれらが解決したこともあり落ち着いてきているように思われます。

ですが、新規失業保険申請件数が安定してきていますが、継続失業保険申請件数が上昇をしています。今週発表されたデータでは191万件まで増加しており、この1年で15万件も増えております。

継続失業保険申請件数

アメリカの雇用市場は、新しい失業者は増えてはおりませんが、職を見つけるのに時間がかかっているようです。

米国債

・米2年国債利回り:-0.18%(前日比)・4.324(12/27:11時現在)
・米5年国債利回り:-0.20%(前日比)・4.424(12/27:11時現在)
・米10年国債利回り:-0.15%(前日比)・4.570(12/27:11時現在)

米10年国債利回り

12月27日に入ってから米国債利回りは減少しましたが、依然として高い水準です。トランプ次期大統領の政策で関税を課して、インフレを助長する可能性があるため、米国債利回りが高い水準になっております。

米国株

  • NYダウ :0.07%(前日比)・43,325(終値)

  • NASDAQ:-0.05%(前日比)・20,020(終値)

  • S&P500 :-0.04%(前日比)・6,037(終値)

S&P500

サンタ・ラリーで米国株式市場が盛り上がり、全体的に米国株が買われるようになりました。その後は横ばいと安定的な動きを見せています。

為替(ドル円)

ドル円

円安ドル高が続いており、FRBにて来年の利下げが年2回との予測があり円安ドル高が続いています。日銀の植田総裁は、2%物価目標の実現に向けて行動しており、急いで利上げをすることは考えていないようです。

トヨタ自動車

トヨタ自動車の株価は、同社が自己資本利益率(ROE)を20%に引き上げる計画を発表したとの報道を受け、急騰しました。8月以来最大の2日間で、株価は東京市場で6%上昇し、2日間で11%の上昇を記録しました。

この報道は、日経新聞が匿名のトヨタ幹部の話として伝えたもので、ROEを倍増させるという目標に対する市場の期待が高まりました。一方、トヨタの広報担当者は、ROEに関して「明確な目標や期限はない」とコメントしています。

また、トヨタの株価は今年に入って20%以上上昇し、東証株価指数(TOPIX)を上回るパフォーマンスを記録しています。この背景には円安の影響で、自国通貨建ての収益が押し上げられたことがあります。しかし、トヨタの最新の発表によると、需要の低迷と2つの工場での生産停止が重なり、11月の世界販売は頭打ちとなったことが示されています。


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