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◇神楽坂スパイス・ボックス 1〜3 / 長月天音◇
図書館のHPのマイライブラリーページには、検索して見つけた物を「予約こうほ」や「お気に入り資料」に入れておくことができます。ずいぶん前に長月天音さん「キッチン常夜灯」を読んだ後に、お気に入りにいれたままになっていたこの3冊を「予約」にして、ようやく借りました。
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彼女の代表作「ほどなくお別れです」は葬儀場が舞台で切なすぎるので読んではいません。「キッチン常夜灯」では、お店の常連さんにご主人を亡くされた長月さんご自身のような感じの常連さんが出てきましたが、この作品も主人公の姉は夫を亡くしていて、やはり、ちょっと切ないところがありました。
自分をふったシェフの元彼を見返すために出版社を辞めて、同業だった夫を亡くしたシェフの姉と共に、神楽坂の路地の奥にお店を開き、3冊目でちょうど1年ほどのお話になります。
私は、以前は辛口でスパイスの効いたカレーが好きだったのですが、近頃しっかり作る料理は孫たちと食べるのでスパイシーなもとは縁遠くなってしまっています。でも、スパイスにも、お料理自体にも興味があるので、どんどん読み進めることができる本でした。
美味しい食べ物は、人を癒してくれますし、ましてやスパイスにはいろいろ効能もあって、身体を整えたりしてくれるのですよね。そう遠くはない神楽坂の地に、本当にこのお店があったら、ぜひとも行ってみたいと思うのでした。
そういえば、昨年「キッチン常夜灯」の2と3も出ていたのです。予約順位は3番目と14番目になっちゃいましたが、予約しました。