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久しぶりに飲酒

数年前まで、最低週1、多いときは週4で仕事帰りに飲んでいたくらい、お酒が好きだった。
多くの失敗を経験して自己許容量を体得してからは、飲み方も飲む物も変わって連チャン飲みもできるようになった。自慢することでも、喜ばしいことでもないけれど。

典型的な、熱しやすく冷めやすいタイプ。ビールからワインを経て日本酒と、好みに変わった。
ワインの奥深さに魅せられてコーディネータ―の資格を、日本酒の繊細な味にハマって唎酒師の資格まで取得した。いずれも協会を退会したので、元・保有者であり、その当時あつめたラベルや本なども熱が冷めたときに処分。

涼しい風が吹きはじめ、旅行に行きたい気分がピークになり、ここ数日は旅先決めという口実で、旬の食べ物とその産地とを検索しながた地図で確認する、ということを続けている。
そんな中で目にしたのが、「秋と言えば、ひやおろし」ということば。
味覚巡りは食べ物だけでなく飲み物もある、そんなごく当たり前のことに気がついたら急に飲みたくなって、久しぶりに日本酒を飲んだ。もちろんスーパーで購入した、季節ものでも限定品でもないごく普通の商品。
断酒していたわけではないけれど、飲まない期間がけっこう続いていた。久しぶりだったのでもっと味わいたかったけど、お猪口2杯で充分楽しめた。

「飲み慣れると酒に強くなる」という説は信じていないけれど、
「飲まないと酒に弱くなる」という説は本当だった。わたしの場合は。

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