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BMI19未満は要注意!痩せすぎっていけないこと?
日本では痩せた20歳台の女性が20%程度おり、先進国の中で最も痩せている人口の割合が多いとされています。
でも、痩せすぎが美の基準となることに疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ダイエットや美容に関心を持つ方々に向けて、健康的な美しさを追求するためのアプローチを紹介します。
過度なダイエットがもたらすリスクや、意外に思える健康的デメリットをお伝えします。
痩せすぎへの社会的なプレッシャーに苦しむ方や、健康的な美しさを求める方にとって、目からウロコの情報が満載です。
BMIから見た理想の体型とは
ダイエットや美容を追求する中で、痩せすぎることが美の基準となってしまうことがあります。
しかし、BMI(ボディマス指数:体重(kg)÷身長(m)²)が19を下回ると、意外にも太っている人よりも死亡率が高くなることが研究から明らかになっています。
国立がん研究センターの調査では、日本人において寿命が長いのはBMIが21から27あたりの人たちであることが示されています。
その最も寿命の長いややぽっちゃりした人達と比べると、BMIが19未満の人達は男性で7.10年、女性で6.26年も寿命が短くなっています。
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原因は、痩せているの人のほうが栄養不足による心血管の障害を起こしやすいためと考えられています。
痩せすぎることが、健康に大きなダメージを与えることを知っておかなければなりません。
美容への悪影響も・・・
痩せすぎは単に健康面だけでなく、美容にも悪影響を及ぼします。
たとえば、極端に痩せると、女性の場合生理が止まることがあります。
急激に5kgもしくは体重の10%減量するとそのようなことがおきやすいとされています。
また、ホルモンバランスの乱れや極端なやせ体型になると栄養不足が起きることが多く、貧血や骨粗しょう症などの状態になることがあります。
このような栄養不足は、肌のハリを失わせたり、顔の骨格にまで影響を与えます。
顔も骨でできていますから、顔の骨が弱くなったり萎縮すると皮膚のハリを持たせることが難しくなり、老け見えの原因となります。
美しさを求めて痩せることが、結果として逆効果になってしまうこともあるのです。
一見スリムなのに!?まさかの「痩せメタボ」
太っていると生活習慣病などになりやすいイメージが一般的にはあるのではないでしょうか。
しかし、痩せていれば病気のリスクが低いというのは誤解です。
実は、痩せた女性の方が糖尿病になる確率が7倍も高いという報告があります。
見た目は細くても、筋肉が少なく、体脂肪が多い「痩せメタボ」と呼ばれる状態になっている場合があるのです。
健康的な体型を維持するためには、体重だけで判断せず、筋肉量や体脂肪率を見ることが重要です。
理想の体型を目指すために
健康と美容を両立するためには、自分に合った適切な体重を維持することが大切です。
また、単に細さを追求するのではなく、バランスの取れた食事と適度な運動で、筋肉量を増やしながら健康的な体型を目指しましょう。
また、定期的な健康診断でのチェックを怠らず、痩せすぎによる健康リスクをしっかり把握することも必要です。
美しさは健康の上に成り立つものです。
心身ともに豊かな生活を送りたいものです。