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腸内環境が改善すると体臭も変わる⁉ まさかの関係性に驚愕!
よく汗をかく夏は誰でも体臭が気になる時期ですね。
実は寒くなるこれからの時期のほうが匂いの強い汗が出やすく注意が必要なんです。
体調が優れないときやストレスが溜まったときには、汗のニオイが強くなることもあります。
体臭ケアには様々な方法が存在しますが、入浴や衣服の工夫はもちろん、食事や生活習慣の見直しのほうが実は効果がある場合もあります。
そして腸内環境との関係性も示唆されているんです。
今回の記事では、効果的な体臭ケア方法を紹介します。
寒い冬でも快適に過ごすには?汗がでる理由と対策を紹介!
汗は人の体温調節のために必要な機能です。
1日に約500-700mlの汗をかいているといわれています。
夏場やサウナ、運動をするときに汗をかくのは当然ですが、冬は外が寒いため厚着する一方で暖房の効いた室内や込み合った電車内で汗をかいてしまうことが意外とあります。
また、冬のような外気温が低い時の方が体温を作り出すために代謝をよくなることも冬場の汗につながります。
汗そのものには匂いはないことが多いのですが、皮膚の常在菌が汗に加え皮脂などをエサに代謝・分解すると匂いが発生します。
冬の衣類はニットなど毎日洗えないものも多く、保温性に優れたものの中には通気性が悪くなりがちなため、付着した汗から雑菌が繁殖して嫌な臭いの元になってしまいます。
体臭にはどんなものがある?
誰もが気になる体臭にはいくつかあります。
ミドル脂臭・・・・
40代がピーク。
汗の中の匂い物質「ジアセチル」と皮脂の合わさった匂い。古くなった油のような匂いと表現されることがあります。
加齢臭・・・・
50代から本格化。
皮脂の中の「パルミトオレイン酸」の酸化した匂いで枯草のような匂いと表現されることがあります。
疲労臭・・・
疲れた時の臭いは、体内から放出されるアンモニアガスです。アンモニアは肝臓で処理されますが、肝臓の機能が低下したり腸の状態が悪いと、処理できなかったアンモニアが皮膚から放出されることがあります。
ストレス臭・・・
緊張によるストレスがかかると皮膚から硫黄化合物の発生が確認されています。温泉のようなイオウの匂いです。
対策は?
もちろんかいた汗を放置しないなど皮膚を清潔することがまずは第一です。
特に足は汗をかきやすく、角質なども多いので蒸れない靴下をはいたり、洗ったり殺菌・制汗剤なども活用して清潔に保ちましょう。
ワキの匂いに対しての制汗・殺菌も有効です。
それ以外に生活習慣の改善点として次のようなものが挙げられます。
運動
かきはじめの汗は塩分が濃くべたっとした汗ですが、汗をかけばかくほどサラサラとしたにおわないような汗に変化します。
普段から軽く汗をかくような運動を習慣化すると体臭の対策にもなります。
腸内環境を整える
お肉は体の必要な栄養源。鉄分やたんぱく質が豊富です。
しかし腸内環境的には消化しきれないたんぱく質は腐敗のもと。
アンモニアなどの悪臭物質が作り出され、肝臓でうまく処理できないと分解できずに汗に分泌されて体臭となってしまいます。
プロティン飲料も人気ですが、自分がたんぱく質を摂りすぎていないかは要注意です。
腸内環境のことも考えると、植物性のたんぱく質をとるほうがおすすめです。
たんぱく質をとり過ぎていないかの一つの指標として、便やおならが強く臭わないのであれば食べていいでしょう。
ストレス解消をする
疲れた時の臭いの原因は、運動によってアンモニアが増えることだけでなく、メンタルストレスも関係していることが最近の研究でわかってきました。
疲れた時の臭いを抑えるためには、内側からケアすることが重要です。
その一つとして腸活も有効です。
ビフィズス菌が増えると、疲れた時の臭いが少なくなる傾向があります。
ビフィズス菌を増やすためには、ビフィズス菌入りのヨーグルトやサプリメントなども挙げられます。
また、ビフィズス菌のエサである「ラクチュロース」を摂取することが有効だといわれています。
ラクチュロースは牛乳から作られるオリゴ糖で、消化されずに大腸に届き、ビフィズス菌の増殖を促してくれます。
ビフィズス菌が作る乳酸や酢酸が疲れた時の臭いを抑える役割があると考えられています。
酢酸が大腸内を弱酸性に保つことで、疲れた時の臭いを減らしたり、体内での移行を防ぐ可能性があります。
ビフィズス菌やそれを増やしてくれる食べ物を日常生活に取り入れて、健康な体を目指しましょう。
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以上、寒くなるこれからの時期の体臭ケア方法について紹介しました。
食事や生活習慣の見直しや腸内環境を整えるなど、意外な方法もありますね。体臭に悩む方は試してみてはいかがでしょうか。
また、疲れた時の臭いを抑えるためにはストレス解消も大切です。
内側からのケアも併せて行い、快適な冬を過ごしましょう。
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