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不思議な遭遇者

今日は、朝から
とてもいい天気だった。

我が家の庭のモミジの木に、
珍しい訪問者が来た。

平和の象徴であるハト。
トルゥトゥトゥトゥトゥ~♪
トルゥトゥトゥトゥトゥ~♪
モミジの木で一頻り鳴き、
羽ばたいて行った。

今日は、5月31日。
晦日詣での日。

これまで、
神社へは時々
参拝に行く程度だった。

氏神様に晦日詣でを
するようになったのは、
つい最近のことだ。

実は、昨日、
村瀬さんの連載を呼んで、
氏神様に行って、
何かに憑かれるなんてことが 
あるんだと、
少し怖くなった私は、
村瀬さんにコメントをした。
そしたら、
氏神様に罪はない、
心置きなくご参拝ください
との返事をいただき、
ほっとして、出かけた。

神社脇の水路に
私の大好きな薄水色の
わすれな草の群生があった。
風に揺れるわすれな草と
キラキラ輝きながら
流れていく水が、
とても美しく
見ているだけで
幸せな気持ちになった。

鳥居をくぐり、
少し行くと手水舎がある。
コロナのため、去年から
消毒に代わった。

水の代わりに
消毒で手を清めていると、
頭上で
ブーンと大きな羽音がした。

蜂だ。

足を止め、
蜂の居場所を確かめた。

大きな蜂だった。
丸い体形。
スズメバチじゃない。
これは、たしか…

マルハナバチ

だったら大丈夫。
でも、
こんなに大きかっただろうか…。

確信が持てぬまま、
出来るだけ用心して
本殿に続く石段を
上って行った。

境内は、人一人居らず
シーンと静まりかえっていた。

階段を上り、
少し息が切れていた私は、
息を整え、本殿に向かった。

参拝中、
また頭上で
ブーンと羽音がした。

手を合わせながら、
蜂の居場所に目をやる。
さっきより、
かなり近くにいる。
丸みを帯た体型。
やっぱり、これは、
マルハナバチだ。
人を刺したりしない
優しい蜂。

私の頭上、すれすれを飛び超え、
その後本殿の軒下を
行ったり来たりしていた。

参拝後、少し離れたところから
蜂の様子を見守った。

神社で生き物に出会う
ということは
きっと
いい知らせに違いない。

何だか嬉しい気持ちになり
神社を後にした。

その後、仕事へ行った。
仕事と言っても、今日は、
簡単な打ち合わせだけだったので
お昼前には、家に戻った。

家に戻って、間もなく、
コツンコツンと
窓に、何かがぶつかる音がした。

何だろう?
不思議に思って
窓の近くに行ってみると 
何か大きな虫が、
飛びながら窓に
ぶつかっている。

窓は閉めていたが、
大きな羽音が中まで聞こえたきた。

ブーン

あっ 

私は目を疑った。
 
さっき、神社で見た
マルハナバチだった。

我が家と神社の距離は2キロ。

さっきの蜂であっても
おかしくないが…
別の蜂だろうか。
それにしても、
続け様に会うとは…。

しかも、まるで
私を呼ぶかのように
窓にぶつかって…。

蜂は、
その後もしばらく
コツンコツンと、
窓にぶつかり、
やがて、
屋根の上の方へと消えて行った。

慌てて、スマホを取り、
蜂を検索した。
マルハナバチ。
よく似ているが
体長1~1.4センチメートルとある。
マルハナバチではなかったのか…。

その後、調べていくうちに
マルハナバチに似ていて
一回り大きいクマバチという蜂が
いることが分かった。
体長2~3センチメートルとある。
これだ!
そうか、クマバチだったのか。

性格は極めて温厚
人間にはほとんど関心を
示さないとある。

ふいに気になった。
クマバチ…
何か意味があるのだろうか。

それについても調べてみた。

そして驚いた。

蜂は神様の使いとある。
中でもクマバチは、
ラッキーシンボル。
不可能を可能とし、
古い概念を捨てる。


神様の使いだったのか…


今日は、
朝からとても気分がよく
自然への感謝の気持ちが
溢れていた。
庭に鳩が訪問し、
神社へ行く途中
水辺や草花に癒やされ、
とても満たされた気持ちで
境内に入った。

そこで、出会った
クマバチ

神様の使い

あ~
神様は私を歓迎してくれた

そう思ったら、
嬉しくて
感謝の気持ちが溢れてきた。





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