怒ってます！塾講師って誰のための職業だっけ？【元塾講師】
こんにちは。
久々に塾関連の投稿をします。
今日は皆さんに訴えたいことがあります。
元進学塾教室長、工藤です。
さて、副業ブームの昨今「塾講師」も副業の一つの選択肢に入ってきているようです。
確かに塾講師バイトは常に募集があり、副業を意識する高学歴層と相性がいいのかもしれません。
そんな中で、以下のような投稿を見ました。
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来年度からパソコン塾で働くから、副業で塾講師しようとしたけど全部落ちた。
半年しか働けませんって言ったら断られた！
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また、こんな相談を受けることもあります。
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プレゼンがどうしても苦手で…
人前で話す練習のために塾講師って有りですか？？
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どっちも無しです。マジで。
あのね！
塾講師って「生徒のための仕事」ですから！！
講師の勉強のための仕事じゃないから！！！
僕も副業をしている身なのでわかるのですが、副業は「お金」と「勉強」のためにやっている人が非常に多いです。
かくいう僕も、副業でベンチャーの空気に触れさせていただき、非常に勉強になっています。
でも！でもです！
塾講師ってちょっと属性の違う仕事なんじゃないのかな？
と思うんです。
上記の投稿や相談は、自分本位なんですよね。
「来年に向けて教育の勉強をしたい」「人前に立つ練習がしたい」
どちらも、間違った考えではないのかもしれません。
でも、その講師から教えを受ける生徒って幸せなのかな？
と思ってしまうんです。
上辺だけでも「生徒の合格のため」とか「地域社会への貢献」とかすらも話せない大人を雇うわけにはなかなかいかないんですよ…。
ましてや「自分が勉強したい」なんて…
生徒は実験台じゃないんだよ！！
と言ってやりたい…。
（言えないから優しく伝えるけど…）
生徒にとって受験は1回しかありません。
しかも、その1回は人生に大きな影響を与える重要な機会です。
それをちゃんと捉えて、熱を持って取り組めない人間には塾で教えてほしくありません。
塾講師は他人の人生に大きな影響を与えることのできる責任の重い仕事です。
生徒のために熱を持って取り組めるのであれば、経験が無くても副業でも構いません。
でも「自分のため」が一番先に出てしまう人には絶対に向きません。
副業として選択する際には、熱を持って取り組めるのかどうかしっかりと考えて欲しいものです。
※学生はいいの？問題について
この記事を読んで、学生はそんな思いで応募してないでしょ？と思った方は多いかもしれません。
その通り！
学生は「自分のため」に応募してくる場合が多く、「生徒のため」という人は少ない印象です。
「人前に立つ練習のため」という学生も非常に多いです！
でも、学生はそれでいいんです。
学生にとって受験は身近なもので、教えているうちに熱が入ってくる人が非常に多いです。
さらに「先生慣れ」というか、先生のいうことを聞く流れがあるので、「先生」であるこちらの指導に素直に従ってくれる場合が多い。
しかも、時間は比較的作りやすいので、授業の準備もしっかりしてくれる場合が多い。
そのうえ、はまってくれれば4年間働いてくれる場合も多いので、塾としては非常に助かります。
なので、塾としては大学1-2年生を積極的に雇って、卒業まで続けてもらうのが一番の理想です。
さらに言えば、その学生が卒業時に後輩を紹介してくれれば最高ですね！
などなどの理由で、学生が基本的には最高！
「講師も育てる」という観点で見るので、学生は未成熟でもやる気があればいいんです。マジで。
（※よっぽど適性が無い場合を除く。どうしても適性は有る仕事です）
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