「筋力」と「柔軟性」はどちらが大事？【結論：どちらも必要です】

こんにちは、くどちんです。
今回は、よく引き合いに出されるこの２つのどちらが大事か？という事を僕視点で説明します。
説明内容はあくまで「一般の方」を対象としています。つまり「スポーツ選手」や「スポーツをバリバリやります！」という方を除いた全ての方が対象のお話です。

「結局ストレッチで柔軟性をつければいいの？筋トレして筋力をつければいいの？」という疑問にお答えしますね。

【結論】筋力も柔軟性も大切です【優先すべきは柔軟性】

＜動物のような「強くしなやか」が理想＞
結論として僕は筋力も柔軟性もどちらも大切だと思っています。どちらが欠けてもダメで、どちらか一方が欠けると運動パフォーマンスは低下しますし、関節に負担を欠ける結果になります。

なんでしょうか・・・動物をイメージしていただくと最もわかりやすいかもしれません。動物って基本的に「強くしなやか」ですよね？？

僕の大好きな動物の１つ「チーター」なんて最たるものです。

時速120kmの速さで走りつつも、右往左往する標的の動きに対応できる「柔軟性」を兼ね備えています。筋力と柔軟性のどちらも兼ね備えているからこそ、ここまでの高度なパフォーマンスを発揮することができるんですね。

「強くしなやかに」

人間も「動物」です。
そのため僕は人間もそれが目指すべき理想の形だと思っています。

＜現代人は硬い＞
「筋力」も「柔軟性」もどちらも大切！と言いましたが、僕は現代人においては「柔軟性が優先」と思っています。
理学療法士としての10年間、今までたくさんの人間の体を触ってきて思うのは「しなやかさ」が圧倒的に足りないという事。どういうわけか病院に来るような人はみんな「硬い」んですね。そしてそれが膝痛や腰痛といった関節痛の原因になっていることがとても多く、柔軟性を上げることで症状が良くなる人が多い印象です。

そんな経験があるので、現代人においては「柔軟性をつける」ということが優先すべき事ではないかな？と思います。
現代では身体を硬くする要素は実にたくさんありますからね・・・。

【悲報】筋肉は筋トレし過ぎると「硬く」なります。

ここで、ちょっとした小話でそもそものお話をしたいと思います。
筋肉というのはいわば「ゴム」です。僕たちが普段使う輪ゴムをイメージしてください。

新品の輪ゴムって硬さも若干ありますが、弾力性がしっかりあるため「強度」が高いですよね。そのため安心して物を束ねるという役割を十分に果たす事ができます。

しかし一方で「使い古されて、硬くなったゴム」はどうでしょうか？
おそらく、もはや「切れるんじゃないか？」と直感で思うはずです。

つまり「使い物にならない」ですよね？

実は筋肉も同じなんです。

筋肉も適切な「弾力性（柔軟性）」があってこそ１００％の力を発揮する事ができる代物なんです。
硬くなった筋肉というのは、実は１００％の力を発揮する事ができない状態なんですね。

そんな「筋肉」ですが実は「筋トレをすればするほど『硬く』なります」。
もちろんトレーニング後に適切にケアをすればOKなのでしょうが、ほとんどの人はしないですよね？？（←勝手な決めつけ笑）

なので、筋トレをすればするほど、どんどん身体が硬くなっていくんです。
これは意外と皆さん知らない事実です。メディアだけでなく医者までもが「筋肉をつけましょう」と口を揃えて言うので仕方ないんですが・・・・。

個人的には「あなたは筋トレしてはいけません」という人にまで医者がそうやってアドバイスしてしまっているので、もう大変です。

筋肉は「柔軟性」ありきの話です。筋力不足を「筋トレ」をして身体を硬くするリスクを背負いながら補うのではなく、「ストレッチ」などで、筋肉の柔軟性を高めることで、筋力アップをする方がリスクが低いかなと思います（あくまで１つの方法の提案です）。

【まとめ】柔軟な身体は心も柔軟にする【クラゲのようになりましょう】

こちらのツイートをご紹介しますね、

結論「柔軟性」が大切だと思います。
これは身体の話だけではなくて「思考」についても。
加齢により自分がどんな身体になったとしても「柔軟に」受け入れて適応できれば、不必要に悩んだり、環境を攻撃する事もないのかもしれない。
施設内でも幸せそうに老後を過ごしている方は「柔軟」な傾向です。

— くどちん〜理学療法士で旅人で動物好き🐕 (@kudochinDLC) May 4, 2021

僕としてはこれは「心と身体が繋がっている」という言葉を表す事の１つだと思っています。
おそらく日本人の身体が硬い人が多いのは「思考が硬くなっている」または「縛られている」人が多いからなのかな？と思います。

批判する意味はないのですが、ご年配の方はやはり「思考」の意味でも「硬い」人が多いです（自分もそうなるのでしょうか？）。

特に時代の流れが次々と大きく変わっていく昨今は「柔軟性」が非常に大切なのではないか？と思っています。
心は身体に影響すると言いますが、その逆も然りです。

身体を柔軟にする事で心も柔軟にする事が現代と今後の未来を生き抜いていくためには必要なのではないだろうか？そんな事をこの記事を書きながら思いました。

心も身体も「強くしなやかに」

僕もそこを目指したいと思います。
一緒に頑張りましょ♪

最後に可愛いチーターの画像を貼っておきます笑