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欲求は子どもも大人も同じー仏教的視点を参考に考える欲求との付き合い方ー

こんにちは、くどちんです。

今回は「欲求」についてのお話です。
全ての人間が持っている「欲求」。

マズローの欲求階層説を参考にするならば、人間が持っている欲求には、大きく分けて5つあります。

・生理的欲求
・安全欲求
・所属と愛の欲求
・承認欲求
・自己実現の欲求

この欲求について、先日、仏教の勉強をしている時に「ハッと」した一文がありました。
それが「大人の欲求も子どものそれと同じ。ただ内容がレベルアップしているだけ」。

一見大人の欲求と子どもの欲求は違うように見えるけど、ただレベルアップしているだけど根本的には同じ、という意味だと僕は解釈しています。

確かに、大人の欲求も子どもの欲求も抽象化してみると「〇〇が欲しい」「〇〇になりたい」という内容がほとんどかと思います。

大人からすると子どもの欲求って「なんでそんなもの欲しいんだか」と思えるような物事かもしれないですが、お釈迦様からすると大人も同じ。

そして、そういった欲求という煩悩があるから、「苦しみ」が生まれる。
『苦しみの原因は煩悩にあり』と仏教では言われているそうです。

つまり、欲求それ自体が自分自身を苦しめているということ。

そのため、仏教ではそういった煩悩を消すために修行をして、苦しみから解放され、輪廻転生というループから抜け出し「解脱」を目指します。

【意見】欲求との付き合い方

ここからは個人的な意見ですが、マズローの欲求階層説をみると、全ての欲求は「悪い」とも言えません。

自己実現の欲求というのは、人生を幸せにするためには必要なものである場合もあります。

ただ、苦しみや悩みについてやはり「欲求」はベースにあると納得できるところ。

欲求が幸せに、満足につながっている場合には無理に欲求を消そうとしなくても良いと思いますが、それがネガティブな方向に働いている場合には、見直さなければいけないと思います。

過度でも過小でもないことを仏教では「中道」と言います。

何か心に歪みが起きている状態は、根底にある欲求が中道から外れてしまっているのかもしれません。

もし、今現在何か苦しい事があるならば、その根底にある『欲求』を捉え、過度になりすぎていないか?ということを考え直してみると良いかもしれません。

全ての煩悩を消し去ることは、かなり難儀なこと。
であれば、生まれてくる欲求とうまく付き合っていく方向で考えていけば、自分の人生をより良いものにできるかもしれません。

そんなことを思ってみました。

以上です。

ありがとうございました。

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