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できる範囲の事で済ませようとすると身体は変わりません【『できない』は勝手な思い込みです】

くどちん＠理学療法士ブロガー

こんにちは、くどちんです。
僕は2021年5月現在で、老人保健施設にて理学療法士として働いています。
それまでは整形外科のクリニックで5年ほど働いており、子供〜お年寄りまで幅広くリハビリを行っていました。

現在は主に80歳〜100歳の超高齢の方々と一緒にリハビリをする毎日です。
様々な年代の方と触れ合うことで「身体が変わる人」と「変わらない人」の違いがまた１つ見えてきました。

今回はそんな新たに気づいた「違い」のお話です。

「これから身体を変えていきたい！」と思っている方はもしかしたら何か参考になるかもしれません。

【結論】自分のできる範囲の事だけでは「変わらない」【というは本当はできる】

身体が変わる人と変わらない人の違いは何か？それは「自分のできる範囲の事で済ませようとするかどうか？」です。

今朝こんなツイートをしました。


身体を変えるのであれば「もっとこうした方がいいのに」「ここはもう少し頑張って！」という事をよく思ったり、指導してみたりするのですが、なかなかご高齢の方々はしないんですね。決まってこう言います。

「それは私にはできないわ」
「ちょっと難しいね。うん。これだったらできるけど」

最初のうちは「え？」と思った事もありましたが、ですが今は80歳以上の方々がほとんどなので、「まぁ別にいいかな？」と最近は思っています。
これは僕も80歳以上にならないとわからないですが、きっと「かなり大変」なことを要求してしまっていると思うので笑。

でも、思い返してみると、整形外科のクリニックで働いている時に、５０代〜６０代くらいの中年層の方々の中にもそういう人は一定数いたんですね。
なにか指導しても「それは私には無理。できない」と答える人。

そういう人は、結果として根本的には何も変わらずに通院が終了していきました。
おそらく再発すると思います。数年後に。

身体を変えていく取り組みを「自分が簡単にできる範囲の事で済ませようとするかどうか？」が変わる人と変わらない人の違いです。

「できない」の中に身体が変わるチャンスがある！【人の身体も同じです】

まず先ほどのツイートの続きをご紹介しますね。

僕は、身体を変えていきたい！と思った時に、いつかは「できない事」に挑戦する必要が出てくると思っています。
上のツイートでも書いてある通りなのですが、人の身体も同じです。

動きが悪くなり痛くなった関節の痛みをとるには、悪くなった関節の動きの中でちまちま動かしていてもダメですよね？（ある程度はそれで可動性は広がり痛みが軽減するかもしれませんが）。
狭くなった可動域の分を動かせるようにする事で、関節の中の動きのパターンが増えて痛みなどの症状が改善していく可能性が高まります。

つまり、制限された部分を解消する事で身体が変わるという事。

人の気持ちも同じだと思います。

「できない」と思っている範囲の事にアプローチして心の「可動制限」を広げていかないと、最終的に身体は変わっていかないよ？という事です。

つ、伝わってるかな・・・。

というかそもそも「できます」【できないは思い込み】

「できない事に挑戦しよう」という旨を書きましたが、実はほとんどが「できる事」なんです。
人の身体で言えば、僕は構造上絶対にできる動きしか指導しません！
つまり、中国雑技団のようなことをしろ！とは言いません！笑（いや、彼彼女らの身体の構造上は問題ないと思いますよ笑。ちゃんと僕らと同じ骨と関節と筋肉です笑。語弊あったらすいません。）

なので、本来「できる」んです。

いや、だって、胸を張って！という事は誰しもできますよね？
ほとんどの人は同じ背骨の構造をしていると思いますので絶対にできます（側弯が強い人などは別ですよ！）。

でも「いや、それはできない」っていう人がいるんですよ・・・。

思うに、「できない」と思って動きを止めているのは全部「自分の気持ち」です。構造上は絶対にできるのに「できない」って言っちゃてるのはもうそれ以外の何物でもないと思ってしまいます。

もったいないです。

おそらく、こういう事っていろんな事に共通するんじゃないかな〜？なんて僕は思っています。人は本来いろんな事ができるんだけど、それを自分の「気持ち」で行動制限をしてしまっている。

そうやって考えてみると、ますます自分の身体を見つめた方が良いな〜と思います。

心と身体は同じです。

心を変えれば身体も変わります。
でも、身体を変えれば心も変わります。

どちらからでもOKだと思います。

「できない」という気持ちのせいで「変わりたい！」という素敵な気持ちをどうか消さないで下さい。

大丈夫です。

「できる」ので。

以上です。

過去にも似たような記事も書きましたのでそちらもお時間があればフラッと読んでみて下さい。リンクを貼っておきますね。



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