【要注意!】胸を張りすぎると「首・肩」を悪くする可能性が高まります【猫背の方は「自然」が一番です】
こんにちは、くどちんです。
世間では猫背を治すために「背筋を伸ばして!胸を張って!」という事がよく言われます。
今回は、このことについて警鐘を鳴らします。断言しますが、全員が全員胸を張ると身体を壊します。
<この記事で解決する疑問>
・猫背の矯正を始めてから身体の調子が悪いのはなんで?
・胸を張ると首や腰が痛くなるのはなんで?
これらの疑問に答えていきますね。
【結論:理由は不自然だから】背中はそもそも丸いものです
なぜ胸を張ることで体調不良を起こすのか?その理由は「不自然だから」です。これに尽きます。
不自然とはどういうことか?背骨を真っ直ぐにしているのだから「正しい」のではないか?
背骨は真っ直ぐ。本当でしょうか?
これを見てください↓
真ん中の絵が背骨を横から見たものなのですが・・・真っ直ぐなっているでしょうか?なっていませんよね?
これを読んだあなたも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
「背骨はS字状にカーブしている」と。
ここまで言えばもうお分かりかと思います。なんだか矛盾していますよね?
背骨は本来「カーブしている」ものなのに「背骨を真っ直ぐにしましょう!」と言うなんて。
もう1つおまけにお伝えすると、上の画像で赤丸で囲った部分は「背中」の部分です。画像向かって左側がお腹の方なのですが、そうなると背中の部分は「丸く」なっていることになります。
そう、背中は本来「丸い」のです。
はい。もう完全に矛盾ですね。本来はある程度丸くないといけない背中を「真っ直ぐにする」なんてことは、自然な背骨のデザインに反する行為なのです!
背骨はS字カーブによって頭のバランスを取っている
人は直立二足歩行をしている動物なので、重い頭が落ちないようにバランスを常に取らないといけなくなりました。
そのバランスの取る方法として最適だったのが「背骨のS字カーブ」です。
背骨のカーブがある事によって、背骨のいろんな部位でバランスを取ることができる上に、重力への衝撃の吸収もうまくできるようになりました(ホント、誰が考えたのか)。
背骨を真っ直ぐにするということは、重い頭を最小限の力で支える背骨のバランス崩す事になります。
ちなみに、頭は背骨の「前」についています。
ちょっと想像して頂きたいのですが、重さのあるボールをつけて立てるとどうなるでしょう?(黒い部分がボールとします)
間違いなくボールがついている方に倒れますよね笑
でも、私たちは倒れるわけにはいかないので、筋肉達が一生懸命働いて倒れないように支えてくれます(本来は必要ない活動なのに)。
背骨を必要以上に真っ直ぐにする事で、こういった余計な筋肉の緊張を生み、それが首や肩周りの症状を引き起こす原因になるんです(背中周りには肩甲骨の動きに関わる筋肉が付着しています)。
【まとめ】姿勢は矯正するのではなく「根本」を直そう!
最後にまとめますね。
・胸を張る事で体調を悪くする原因は、背骨が持つ S字カーブが消失するから
・そもそも背骨はS字にカーブしていて、背中は「丸い」もの。
・S字カーブは進化の過程で、重い頭を支えるために最適化された形のため、それが消失する事で余計な筋肉の緊張を生み、体調不良の原因になる。
ちなみに、肩甲骨の形も丸い背中にフィットするような形になっています。真っ直ぐにすると背骨から浮いてしまうので、これもまた背中の筋肉を硬くする原因になりますね。
猫背を初め、普段から取っている姿勢には「理由」があります。僕の考えとしては、その理由を辿っていき、そこにアプローチすることが体に取って負担がなく、合理的な方法なのではないかな?と思っています。
もし、猫背矯正や、胸を張る生活を始めてから体調があまり良くない、寝つきが悪い、どこか一部分が痛いなどの問題が発生した時は、一度やめて、ダラっとした姿勢に戻して、専門家に相談してみてくださいね。
健康のためにしている事で不健康になったら本末転倒なので・・・笑
無事に症状が改善し、姿勢が良くなることを願っております。。。
(ご興味があれば、姿勢のお話の詳細はこちら↓に書いてありますのでどうぞ)
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