理学療法士の僕が患者さんや利用者さんによく伝える理学療法士らしからぬ事【なんでもいいんじゃないですか?】
こんにちは、くどちんです。
僕は理学療法士として約10年間勤めてきました。それまでの間、様々なことを学んできたわけですが、さすがに10年近くも仕事をしていると自分なりの考え方というものが出来上がっていきます。
その醸成された考えを時折一緒にリハビリしている方に伝えるんですが、「え?」って言われるんですね笑
その反応に出会うたびにおそらくこれって一般の理学療法士があまり言わないことなんだろうな〜と思うので、もしこれから僕と関わる人がいた時に「え?」ってならないように、先にここで共有しておきますね笑
<この記事の内容>
理学療法士くどちんの理学療法士らしからぬ頭の中が覗けます。
※ご興味ある方だけ読んでやって下さい笑
「自分が良ければなんでもいい」が僕のアドバイス【理由は「人それぞれだから」】
・姿勢ってどういうのがいいんですか?
・この健康器具はどうですか?
・この体操っていいですか?
上記の質問に僕はおおよそこう答えます。
「なんでもいいんじゃないですか?笑」
「やってみて〇〇さんが良い感じがしたら良いんじゃないですか?笑」
どうでしょうか?専門家らしからぬ回答ですよね笑
おそらく一般的な理学療法士の方々でしたらもっとちゃんと答えると思います。
「姿勢はこうしてください!」
「その器具は〇〇さんの体には合ってると思います!」
きっとこんな具合で。
なぜ僕は「投げやり」とも取れるようなアドバイスをするのか?笑
それは「人それぞれだから」という考えが根底にあるからです。
僕がリハビリをする上で大切にしている事は「その人がどう感じるか?」で、もっというと「その人の身体がどう感じるか?」ということです。
それについてはこの記事でも書きましたね。
基本的に身体に「良い」事をすると体調が良くなったり、その場で「良い感じ(反応)」がします。それは姿勢についても同じです。
人の身体の状態というのは、細かい事をいうと「無数のパターン」があります。
人の姿勢だって「無数のパターン」があります、そして健康器具や体操だって今や「無数」とも言えるほどの種類があります。
この「無数 x 無数」の計算式の中で、客観的な視点だけで、1つの解を出すのって至難の業だと僕は思っているんですね(まぁある程度の予測は立つので絞ることはできますが)。
なので、一番の近道が「自分自身の身体の反応で確かめてみてもらう」ということになるんです。
それがその方に取っての「最適解」である可能性が高いので。
なので、僕は投げやりっぽいアドバイスをします笑(自分の身体に意識を向けて欲しい!という意図も実は込められていますけどね)。
でも、リスクに関しては説明します【起こりうるリスクはある程度予測がつくので】
とはいえ!あまりにリスクのある事に関してはアドバイスします!
というのも、「やってはいけない事」はある程度予測ができて限られているので、アドバイスしやすいんですね(例えば腰が反って痛いのに、腰を反る要素を含む運動について聞かれた時なんかは基本的には止めます、その方が自分でうまく反る動きをコントロールできていなければ尚更)。
悪化されては困るからですね笑。お互いにね。
つまり、僕のスタンスとしては「何をすると悪化するリスクがあるか?」をお伝えはするが「こうした方が良いのか?これは自分にとって良いものなのか?」という質問に対しては「試してみたらどうでしょうか?」とアドバイスをするスタンスです。
その理由は「何が良いかは無数の解があるが、何が悪いかの解は明確だから」。
先ほどもお話しましたが、「自分に取って何が良いのか?」を探る作業は自分自身の感覚を磨くトレーニングの1つになります。
最終的には、やはり自分自身で健康法の良し悪しを判断できるような人になって欲しいので、僕はそういうスタンスをとっています。安易に答えはあげません笑
すぐに「答え」が欲しい人にとっては「冷たい」と思われるかもしれませんね笑。
でも、答えはあなた自身の中にあるんだから、自分で見つけに行った方が良いですよね?
頭にメガネをかけた人が「私のメガネはどこにある?」って言われたら、「いや、あなたの頭にあるでしょ」というノリと同じです笑
人の身体は僕でもわからない事がたっくさんあります。なので、自分に取っての良いものだってたくさんあるはずなんです。
1つの答えに固執せず、いろんなことを試していろんな答えを見つけましょ♪
自分に取って良い事をたくさん知っている方が「安心」できますよ♪(自分で見つけたものならなおの事)
という事で僕の理学療法士らしからぬ思考のご紹介でした笑
サポートありがとうございます!とっても嬉しいです!!絶対に目標を達成します!!!!