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【収穫量激減!】霜の被害に杏も桃もやられてしまった2021年
先週、私の元へ取引先である青果市場の社長さんからメールで連絡が来ました。
「今年も霜の被害が出てしまいました…」
この霜、長野県は比較的標高の高い場所で果物を生産していたりしています。
5月の暖かい時期に入り、この様な季節外れの霜などが発生してしまうと、果物や農産物にとっては、大ダメージを受けてしまうのです。
では、どの様なダメージを受けてしまうのか。
霜の被害で収穫量は激減してしまう
杏や桃が霜の被害にあうと、収穫量が激減してしまいます。
この5月中旬の時期は、杏でしたら木に実が実り始めている時期です。
ようやく実り始めた実が霜の被害にあってしまうと、黒く焼けたような穴が杏の実についてしまいます。
これではもう収穫はできません。
また、花の状態で霜の被害にあってしまうと、そもそも収穫ができなくなってしまいます。
これは杏も桃も同じで、ある年の霜の被害で杏の収穫量が例年に比べって10%しか収穫できなかった時がありました。
それだけ、この5月の時期の霜というのは、甚大な被害をもたらしてしまいます。
市場価格が高騰してしまう
収穫量が激減してしまうと、次に影響が出てくるのが価格です。
本当にビックリするくらいに取引価格が高騰してしまいます。
私が果物の通販ビジネスを始めたときに仕入れていた価格の倍になってしまうくらいに価格が高騰してしまいます。
2020年は、霜の被害ではないのですが、2019年に発生した台風19号の影響によって桃の収穫量が激減。
2020年の仕入れ価格が桃に関しては倍になってしまいました。
収穫期間が短くなってしまう
杏もそうですし桃もそうなのですが、霜の被害によって通年通りの収穫シーズンにはなりません。
収穫量が減ってしまうのですから、購入できる期間も短くなってしまいます。
毎年多くの人がリピートしてくれる桃の王様である川中島白桃は、例年通りにいけば9月の第1週までは購入が可能です。
しかし、2020年の不作の時は、お盆の第1週には販売を終了しました。
それだけご用意できる数に限りが出てしまうのですね。
気に入ってくれてもう1度購入したい時に購入できなくなってしまいます。
まとめ
収穫量は霜の被害によって減ってしまうのですが、2020年もそうだったように少ないですが日本全国へ向けて今年も販売致します。
川中島白桃やワッサーに関しては、例年通り6月下旬くらいからご予約販売を開始致します。
杏に関しては、詳しい状況が分かり次第、販売を致します。
ご予約していただいたお客様へは、収穫シーズンになり次第ご予約のお客様より順次発送させていただきますので、よろしくお願い致します。
本当にここ数年は、自然災害がとてもひどいです。
何とかしたいのですが、取り敢えず今の私達にはどうすることもできません。
温暖化などの影響もあるそうですが、日ごろの私達人間の行動も気を付けていかなければいけない時期になったのかもしれません。