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記憶の奥に眠る本当の自分の種を見つける

5歳の頃のこと。

どれくらい思い出せますか?

3週間あげるので、なるべく詳しく思い返してみてください。

なんて言われたのはもちろんはじめてで、そして僕は始めて考える問いに出会うのが好きなのもので、このワークに真剣に取り組むことにしました。

思い出せますか?5歳の頃のこと。

難しそうですよね。

僕も、思い出せるのだろうか?
いや、覚えてるわけがないとすら思っていましたが、
とにかくやってみたら意外と覚えていました。しかも、思い出すのが楽しかったので、語りたいと思います。

ヒントとなる補助の問い

さて、5歳の頃のこと、少し思い出してみてください。

と言われても、いきなりだと難しいと思うので、親や親戚兄弟に聞いてみるのもありだと思います。アルバムを見返してもいいかもしれませんね。

で、それも大変なので、もう少し良い方法があります。最近見つけたのですが、過去を思い出すのに補助となる良い問いがあったんです。

それがこちら

1 この時期、どこに・どんな部屋に住んでいた?
2 一番影響を受けた人は?
3  まず思い出す記憶は?
4 好きだった本やお気に入りだったアイテムは?
5 何ができるようになった?
6 印象的な匂いは?
7 覚えている音は?
8 何に飽き飽きしていた?
9 大好きだった食べ物は?
『いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。』

この辺を参考に思い出してみると、忘れていたことが出てくること出てくること。スルスルっと記憶が蘇って気持ちがいいですよ。

特に1のどこに・どんな部屋に住んでいたかを思い出せると、一気にエピソードが浮かびやすかったです。

親に聞いてみた

僕自身はまず母に聞いてみることに。

それをヒントに9個の問いも使いながら思い返してみることにしました。

母曰く、5歳の僕は「口から生まれたのかと言いたくなるくらいにおしゃべり」だったそうです。

これはいい取っ掛かりでした。

そう、小さい頃の僕はおしゃべりだったんだよなあ。

とにかく思いついたこと、最近知ったことをいろんな人(保育園の友達、先生、親)にしゃべり散らかしていました。もはや何をそんなにしゃべっていたのか思い出せませんが、とにかく何でも話していた。

しゃべって笑ってもらえたり、よく知ってるねと言われたりするのが好きだったように思います。今もあんまり変わりませんね。

サプライズで母に手紙を書いたのも確かこの歳の時です。「幸」という字を「辛」と間違えたことを指摘されめちゃめちゃにショックを受けた手紙となりました。

思い返せばずっと

思い返せば、
僕が人生で充実していると感じている時には、
いつも周りに思いつきを面白がって聞いてくれる人がいて、
サプライズを仕掛けたくなる大好きな人と一緒に仕掛ける仲間がいました。

5歳の僕は、なにか聞いたり、なにか思いついたりしたら、とにかく言葉を変え語る相手を変え、伝えまくっていたし、それは今も変わらずそうしたいと思っていることなんだと気づきました。

それが今は形を変え、文章で伝えることが主になっている。

それで、書くのは楽しいんですけど、ちょっと不満気味で(笑)、根はおしゃべりなので、本当は書いた内容を口でも周りに伝えたいと思っている。

そして、伝えたら相手に笑ってもらったり、「へえ〜」といってもらいたいのです(笑)。

コメント欄が盛り上がっていると舞い上がるほど嬉しくなるし、ファンレターが届くと額縁に飾りたくなるのも昔からそうなんだなと、しみじみ。

僕の種に名前をつけるなら「ツタエタイ!!」になるでしょうか。

種を意識すると

「ツタエタイ!!」という種を見つけたので、ここからもう少し想像力を使って遊んで行きます。

この種に水を与えてきた経験を振り返り、さらに芽を育てていく過ごし方を考えてみるのです。

僕の場合は、高校の時の生物同好会での日々、富山の寄処(よすが)仲間ととの日々が種に水を与える経験でした。

毎日毎日、思いついたことを話しては「もっとこうしたら面白いかも」という感じで盛り上がり、実際にはそれはやらなかったりやってみたりするわけですが、とても楽しかった。

最近は少し話し足りない感じがしています。

ということは、誰かと話す時間を意図的に増やしていけばいい。で、思いついたことを聞いてもらう。そして、ノッてもらう。それができたら最高だなあ。ニヤニヤ。

そのためには、まず自分が熱心に聞く側に回るようにしないといけないことがわかるくらいにはもう大人です。ニヤリ。

というより、人が面白がってしゃべるのを聞くのも心から愛していることなんですよね。

自分の中の種を見つける

5歳の頃のことを思い出すというのは、
自分の奥に眠る種を見つけることに繋がります。

種というのは、誰もが持っている、
これから芽を伸ばし花開くであろう才能の種ということです。

どうにかして、
自分の種を見つけることができれば、
もっと楽しく豊かに生きていけると思うのですが、
その方法の一つがこの質問に答えることだろうと思います。

その種は、自分の中で、
気付かぬうちに育んでいたりもしますし、
忘れ去られ、干からびる寸前にあるかもしれません。

ですが、どちらにしろ、見つけてしまえば、意識して水をあげることができます。も少し具体的に言えば、自分で自分の興味や関心に蓋をしないようにできるということになります。

まあそれは置いといて。
このワーク、効果もすごいんですけど、やってみると素直に楽しいんですよ。

あぁ!
そうか、そうだよな。
自分は昔からこういうことが好きだったんだよなとか、
こんなに素直に気持ちを表現していたんだよなとか、
そういうことを再発見する楽しみは味わい深いです。

最後に

5歳の頃のこと、

たとえば、舞台の上でキレて靴を投げセンターで座り込んだこと、コマ回し最強列伝などなど、語りたい面白話はたくさん見つかったのですがそれはまたいつか書きます。

5歳の自分、伸び伸びやってたなあ。今もだけれど。

みなさんもぜひ、毎日30分とか時間をかけて5歳の頃のことを思いつく限り紙に書いてみるなどしてみてください。

5歳の自分なんてもはや仲のいい他人みたいなもので、詳しく思い出せれば仲間が増えた感じというか、親友と再会するような感覚というか、とにかく楽しいですよ。


ではでは。

今回はこの辺で。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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