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最新の政党支持率を見て思うこと

NHK調査による最新の日本の支持政党調査。なかなか興味深いものです。
調査の対象や時期、方法で若干の数値のブレはありますが、だいたいこんなもん・・・というところで見ていきたいと思います。

「維新+国民民主」=7.7%(+1.5%)
「立民+共産+れいわ+社民」=7.6%(-1.9%)

いわゆる左系の政党は結集しても、保守の本体どころか「保守系野党」にも及ばないか同じくらい・・・という結果に。
特に今回、左端に居る共産党と、「反・右」の幅広い受け皿になるべき立民が安定して数字を落としているのに比べ、「左ではない」と言い続ける左系の「新興勢力」れいわが大幅にシェアを落としました。ぐんぐん伸びてメジャーになるのかと思いきや、マニアックなインディーズだったということでしょうか。左側はちゃんと「私、左です!」と言わないと支持が集められないとも言えますが、そもそも左全体のシェアというか需要がどんどん下がっています。
あと、お役御免の死に体の社民は約半分になりました。もう議席を獲るのも難しいでしょう。

若い人に保守支持が多いことも併せて考えると、「弱者救済」も大事なのですが、世の中は「全体を引き上げる」ことを早急に求めており、そろそろ他人事よりも自分の事を本気で何とかして欲しいというあんまり悠長な事をやってられない時期に入ってると見ます。そしてそこは左側の勢力がやっていることを見て全く期待できない、と判断したのではないか?と。個人的にも彼らが「えっ?」と思える国益に反することをやっている姿を見ると、それは納得するところはあります。
自民にもそれほど期待できないが、それだったらもう自民に対してモノを言えるところを支持しようとしても、それは立民でも共産でもなく、「保守野党」に期待するしかない・・・と指示が集まっている・・・ということなのではないかと。

あとは特に左でもなく、一見すると保守支持の耳障りの言いことを言うが、実は何が何だかわからん参政党が急伸して同じく「新興勢力」のれいわより支持を集めているのも注目。たぶん新しい勢力に「左」の要素は求められていないのではないでしょうか。

しかし今回一番数字を落としたのは公明党で、
・創価学会会員が減ったのか?
・創価学会員が公明党から離れたのか?
・創価学会以外の支持者が離れたのか?
のいずれかか全部。共産党よりも支持を集めていないことを考えると、存在意義も微妙になってきます。

最後に、「特になし」が43%もあって、しかも増えているということにも注目です。たぶんこの層は選挙を棄権する人ですが、だいたい国政選挙の投票率と同じくらいなのではないか?と思います。
とすると今後も投票率は落ちる傾向になるのかもしれません。

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