
帳の底
眠りたいの
泥のように
包まれたいの
いつかのように
暗闇よ漆黒よ明けない夜よ
私を優しく包んで頂戴
その温かな内で眠らせて
それが唯一の安らぎならば
誰にも邪魔できないでしょう
温かな黒に包まれて
もう二度と目覚めたくないの
もう二度と目覚めたくないの
帳の底へ沈んでいく
静かな終わりに愛されて
【余談】
私はボジティブな文章は基本書きません。
だからと言って作品自体がまるっとネガティブだとも思っていません。
韻を踏んだり遊び心があったりしないと重すぎてつまらないので。
あと「死」というワードも好き好んで使いません。
私の文章はほぼそれを連想させますが強いワードを使う事で文章の内容が単に暗くなるのも嫌なので。
文章を使う表現が好きだからこそ拘りもあるのです。
「死」は使うとしても
『幸せに触れるのが怖いの だって死ねなくなってしまいそうで』
みたいな感じです。
フワッとした心の声みたいな感じです。
余談と言うか自己満と言うか、まぁ限界来たら普通に使いますけど基本的に「死」というワードを使うのは好きじゃないという話です。