カリフォルニアの裁判所、ゲーム海賊版配布サイトに対して2億円超の損害賠償を命じる判決
ゲームメーカーである任天堂が、ゲーム海賊版を配布していたウェブサイトの運営者を被告として米国カルフォルニア州の連邦地裁に提起していた訴訟で、裁判所はウェブサイトの運営者に対し、211万5000米ドル(約2億3000万円)の損害賠償を命じる略式判決を下しました。
https://torrentfreak.com/nintendo-wins-2-1-million-judgment-against-pirate-site-operator-210529/
米国の著作権法および商標法には法定損害賠償(statutory damages)の制度が存在し、故意の著作権侵害の場合は著作物1点当たり最高で15万ドル、故意の商標権侵害の場合には商標1件当たり最高で200万ドルの法定損害賠償が、それぞれ認められます。
今回、裁判所は、著作権侵害(著作物49点)については著作物1点当たり35,000ドル(×49点=171万5000ドル)、商標権侵害(商標28件)については28件の合計で40万ドルの法定損害賠償が妥当であると判断し、合計で211万5000ドルの損害賠償を、被告に対して命じました。
(文責:乾 裕介)
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