きっかけは“悲しみ”だった—医療×Webを体現する元薬剤師の起業家・まいまいさんってこんな人!
動画制作:りなち
薬剤師の資格や複数のWebスキルを活かして、初心者医療ライター向け動画講座、医療従事者の新しい働き方を中心に紹介するメディア「Medi Jump」、医療×Webクリエイター交流コミュニティ「MediWebラボ」の3つの事業を運営している、まいまいさんをご存知でしょうか。
SHE AWARDS 2023 アントレプレナー部門やNEXT FOUNDERS第1期生に選出されていて、どういった方か気になっているシーメイトさんも多そうです。
元薬剤師で起業家というと、しっかり者で近寄りがたいイメージを抱くかもしれません。取材を通して、優しく丁寧で朗らかな人がらに加え、内にある「事業運営を始めるきっかけとなった“悲しみ”」「わくわくする気持ちを大事に、悲しみをプラスに転換する“強さ”」を知りました。
記事を読んでまいまいさんのことを知って、応援しながら一緒に勉強を頑張りましょう〜🙌✨
元薬剤師で起業家!まいまいさんの素顔とSHElikes活用法
起業家・まいまいさんの、ほんわかした日常♨️
——改めまして、SHE AWARDS 2023ノミネート、NEXT FOUNDERS第1期生への選出、おめでとうございます🎉早速ですが、自己紹介をお願いいたします。
ありがとうございます!松岡マイと申します。気軽にあだ名で「まいまい」と呼んでもらえると嬉しいです🌸
薬剤師から医療ライター、キャリアスクールでのライティング講師業などを経て、動画講座、メディア、コミュニティの3つの事業を運営しています。旅をすることが大好きです🛫✨場所にとらわれない働き方をしており、ワーケーションが大好きです!コロナ禍の前はタイのチェンマイ、最近だと長野や沖縄でワーケーションをしていました。
パートナーがブラジル出身の方で、5, 6月に初のブラジル旅行を予定しています。それが、今すごく楽しみなんです🇧🇷💕
——ワーケーションもブラジル旅行も、すごく楽しそうですね!
基本はお忙しいイメージを持っているのですが、どういった生活を送っていらっしゃるのでしょうか?
特に変わった生活はしてないですよ。朝パソコンに向かってお仕事を始めて、午前中は集中して終わらせたい作業、午後はミーティング、取材、イベント、隙間時間に作業、といった感じですね。
夜ご飯の時間は「パートナーと過ごす時間」と決めていて、絶対にお仕事を入れないようにしています💪例外はイベントがあるときくらいかな。21時以降は作業をするか、急ぎの仕事がないときはゆっくりしています。
土日はクライアントさんがお休みのことが多いので、ゆるく作業したり休憩したり、友だちとボードゲームをしたりしています。
——なるほど。時間割をざっくり決めていると動きやすいですよね。オンオフの作り方も参考になります。在宅のお仕事は、やめどきが難しくないですか?
わかります(笑)気づいたら作業している…ということがありますよね。
一緒に住んでいるパートナーはWebエンジニアで、今はアメリカのオンライン大学で勉強中です。二人とも“興味のあることをやり始めたら、ずっとやり続けてしまうタイプ”なんですよ。「絶対0時までに寝よう」「俺も寝るから、まいまいも寝るんだよ」って、お互いに心配しあって過ごしています(笑)
——お二人とも在宅で声をかけあえるの、いいですね🥺ほんわかした日常が感じられて和みます❣️
NEXT FOUNDERSでは、既存コンテンツを大幅リニューアル
——今のお仕事は、事業運営と新規事業の立ち上げで合っていますか?
そうですね。
今運営しているのは、初心者医療ライター向け動画講座、医療従事者の新しい働き方を中心に紹介するメディア「Medi Jump」、医療×Webクリエイター交流コミュニティ「MediWebラボ」の3つです。
コミュニティは最近始めたのですが、講座もメディアも3年前からやっています。その講座をガラッとリニューアルしたくて、他のクリエイターの方々と一緒に、新たな講座を作っているところでして。NEXT FOUNDERSには新規講座の立ち上げで、応募しました。
——ちょうど事業のリニューアルをしようとしていて、応募されたんですね。NEXT FOUNDERS第1期生の活動は、いかがですか。
個人的には、事業計画書や資金計画書の作成を通して外注先やコンテンツの経費・売上などを、期限を決めて一元化できて助かりました。事業内容の整理整頓、ブラッシュアップが進んでいます。
さらに、SHE株式会社の方々がメンターとして関わってくださり、期間内に一度相談できる機会が設けられています。ペルソナは違えど「メディア、講座、コミュニティ」の3軸で運営する自事業の仕組みはSHElikesと似ているかも🤔?と感じていて。運営する中でモヤモヤ悩んでいたことを、SHEの方に直接聞ける機会があって、とても嬉しく思っています。
——知見のある方に相談できるなんて、すごく助かりますね。期限を決めて取り組めるのも良さそう。
\『NEXT FOUNDERS』が気になる方はこちら!/
SHElikesの魅力は、他のキャリアスクールにはない講座ラインナップ
——そういえば、SHElikes入会の目的は事業のブランディングだったんですよね。きっかけが昨年秋のINNOVATIVE WOMAN'S SUMMIT (以下、IWS)と知って、最近入会されたのか!と驚きました。SHElikesに入会して、どんな変化がありましたか?
ブランディングコースの課題を通して、事業のターゲットがかなり明確になりましたね。
事業が3つに増えた当時、「もっと統一感を持たせたい。他の事業との差別化を通して、世界観や伝えたいことを誰に対してもわかりやすくしたい」と感じていたんです。
以前から、シーメイトさんたちがSNSでSHElikesのブランディングコースについて発信しているのを見て、ブランディングを実践的に学べる場所があるんだ!と気になっていました。
そこで、昨年末のIWSに参加しました。IWSでは、自分らしさや世界観を確立しながら事業を運営されている女性起業家さんたちを目の当たりにして、非常に刺激を受けました。
\IWSについてはこちら!/
入会して真っ先にブランディングコースを受講しました。講師のあべなるみさんの話し方がすごくわかりやすかったです。声も可愛くて、受講に前向きな気持ちになりました🫶
私の場合は3つ事業を運営しているので、3つ「My Brand Compass」を作ってみました。並行して考えたので大変だったんですが、課題に取り組むだけで頭の中が整理整頓され、スッキリしました。講座、メディア、コミュニティ、それぞれのターゲット像の解像度が上がったんです。
——なるほど。漠然とキャリアに悩んでいる方から、これがやりたい!と決めている方まで、いろんな方がおられますもんね。ブランディングコース、あっぱれです。他には何を受講されましたか?
もちろん、起業コースは受講しました。コミュニティ事業では、ディレクターとしてチーム受託でのお仕事を増やせればと思っていたので、ディレクターコースも受講しました💪
事業運営を始めてから、ブランディングや起業、ディレクションについて学べる場所はないかと探してきたのですが、「これだ」と思えるものに出会えずにいたんです。他のキャリアスクールには中々ない、珍しい講座も網羅されているところが、SHElikesの魅力だと感じています。
——わかります!次々に魅力的な講座が増えるので、退会できないんですよね(笑)事業を育てるための新しい勉強もされていて、素晴らしいです😭
きっかけは“悲しみ”だった—医療×Webを掲げる理由
パワフルさの源泉は「好奇心」と「余白」
——事業を運営しながら勉強もされていて、本当にパワフルですね。noteにご自身のことを“好奇心旺盛”と書かれていましたが、パワフルさの源泉は世界への興味・関心といったところでしょうか?
そうですね。石橋を叩いて様子を見つつ、おもしろそう!楽しそう!って気持ちが大きくなると、不安に勝っちゃいます。他の人の話を聞いて価値観を広げる、人と繋がって自分も成長できる、そんな関係を作っていけたら幸せですね。
あとは、余白を持つよう意識して、興味があるものに関われるようにしています。私は講座の卒業生さんや「MediWebラボ」メンバーの方に、記事執筆や講座の添削サポーター、外部案件のお手伝いなどをけっこう外注してるんです。実績づくりやアウトプットしたい方に依頼を回して、事業の中で循環が生まれ、Win-Winになるように心がけています。
——「好奇心」と「余白」が、パワフルさの源泉になっているということですね。両方持っていることが、継続のキーになっている気もします💡
悲しみをプラスに変える“強さ”で、「医療×Web」を体現する
——薬剤師から医療ライターへ転身するきっかけは、どういったものでしょうか?
1番のきっかけは、新卒10ヶ月目で病気になったときに、休職できなかったことでした。
顔の左側がまったく動かなくなってしまって。目が閉じられず口も動かず、生活にかなり支障が出ていましたが、人手不足で休職を断られてしまいました。「薬剤師の先輩がそう言うなら、それが正しいのだろうか・・」と、メガネとマスクで顔を隠しながら働き続けましたが、症状は悪化するし「いつ私の顔は動くようになるんだろう」と漠然とした不安に襲われ、その状況にメンタルも疲弊していきました。
「このまま一生顔が動かなくなっても、会社が死ぬまで守ってくれるわけじゃない。自分がしたい働き方をちゃんと考え直さないと」と退職し、真剣に働き方を見つめ直すことを決めました。
退職して療養したのち、沖縄で週3日の派遣薬剤師をしながら「自分の性格や特性に合う働き方ってなんだろう」と試行錯誤していました。そのとき、「そもそも自分は、試行錯誤しながら世界を広げることが好きな性格だ」と気づいたんです。
医療現場は、ミスが許されない、人の生死に関わるお仕事なので、ルーチンワークすべき業務がとても多いです。私がやりたい「試行錯誤しながら世界を広げる働き方」は、他のところにあるのではないかと思いました。
「安定した資格を持っていた方が良いから」と苦手な理系に進みましたが、それがそもそも無理して選んだスタートだったのかもしれません。ただ、苦手分野で頑張って資格を取得できたことは、今の自分に自信を与えてくれています。
——たしかに医療従事者には命を預かる緊張感がありますよね。今やられている事業が、まいまいさんにとって本当に楽しいことなんですね✨初めて事業を立ち上げるとき、さすがに不安を感じましたか?
一番最初に事業を立ち上げるときは、不安というより“悲しみ”がありました。
病気も辛かったですし、“自分なりに頑張ってきた過去は無駄だったのだろうか、という悲しみ”があって。資格が活かせる、自分に合った働き方を見つけて、絶対にプラスにしてやる!と、突き進んできました。派遣薬剤師をしながら医療ライターの副業を始めて、ライティング講師をしながら事業を立ち上げて・・。
——“悲しみ”をプラスに変えてやるという気持ちが原点にあるんですね。「医療×Web」はまいまいさんの人生そのものと言えそう。
循環する事業で、医療従事者にわくわくを提供したい
——事業を届けたい方は、過去のまいまいさんのように、働き方を見つめ直したいと感じている医療従事者ですか?
過去の自分のような方はもちろん、ライフイベントや育児、介護で思うように働けない方々へも届けたいです。医療資格を持つ方が、在宅でも自信を持って自己実現できるツールやスキルを提供したいと思っています。
私自身大変な経験もしましたが、医療現場では素晴らしい先輩や尊敬する同期たちを見てきました。なので、現場に疲れた医療従事者の方に「業界そのもの」まで嫌いになって欲しくない気持ちもあって。
現場だろうが在宅だろうが、医療従事者それぞれが資格を活かした働きやすい環境を選択できている。ライフイベントに合わせた選択をしながら、医療業界との繋がりも維持できる 「セーフティネット的な役割」としても、事業を業界に浸透させていけたら、嬉しいです。
シーメイトさんとはまだまだ交流できていないので、記事をきっかけに医療×Webに興味のある方と繋がれたら嬉しいですね🌸 仲間集めもしていますので、もし事業に共感してくださる方がいたら、気軽にDMをいただけると嬉しいです!
——医療従事者のシーメイトさんおられますよね💡まいまいさんの事業内容と親しみやすい雰囲気が届きますように🙏(ポートフォリオはこちら↓)
——ちなみに、3つの事業以外に何か新しい事業を考えているということはありますか?
今は、考えてないですね。考える余裕がないと言ったほうが正しいかもしれません(笑)
今よりさらに循環を大切にしながら、講座、メディア、コミュニティの3つの事業を大きくしていきたいんです。講座受講生のアウトプットの場としてメディアがあったり、コミュニティから講座サポーターやメディアへのルートがあったり。どれかが大きくなると、他も連動して大きくなる仕組みなので大事に育てていくつもりです。
「医療従事者の選択肢を広げる」「世界中の医療従事者のわくわくする気持ちを循環させる」ことに注力します!
——しっかり取捨選択されていて、かっこいいです✨きっと、これからも事業が成長していきますね。
今あるスキルと興味のあるスキルを組み合わせて、相乗的に進化する強さを目の当たりにして、頑張ろうと思えました!
取材を受けてくださり、本当にありがとうございました🙇♀️✨
今後のご活躍も応援しています!
取材・文:久保みのり - kubomi
まいまいさんはTwitterやnoteで発信されています!今後のご活躍も気になりますよね!この機会にフォロー・リプライ・いいねしてみましょう🫶
▼note
#kubomiインタビュー と #りなち動画 は、現在予定している取材で終了予定です。本企画はインタビューサークルとして続いていきます🪄✨
詳細は以下へ↓
https://note.com/kubomisan/n/ne1add53fabea
・・といいつつ、予定の取材が残っていますので、変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします🙇♀️💖