経験が生きる。
今の会社に入って10ヶ月目となった。時の流れが早く感じる。この10ヶ月は、私にとって、とても有意義な時間だった。
まずは、無職からの卒業ということもあり、働くことが何よりも楽しく感じられたことだ。無職期間は、実質FIRE状態だったわけだが、FIREという概念は、おそらく繁栄しないのではないかと思った。というのも、人生自体が壮大な暇つぶしなわけであり、その暇の上に暇を重ねることに対して、ある種の才能を持っていないと中々時間を潰すのは難しい。無我夢中、寝食を忘れてまで没頭できる対象があれば話は別だ。話は逸れたが、社会となんらかの繋がりがある状態は、人間らしい共同体感覚を得られる。
次に、好きなことを仕事に出来ているのも大きい。「趣味を仕事にするのは違う」なんて言う人もいるが、私からすればWhy?である。趣味のような好きなことを仕事にしてみてから判断すれば良いのにと思わずにはいられない。株式投資が好きで、財務分析にハマった私の今の仕事、経理は兄弟のようなものである。財務会計のみならず、管理会計も分かるようになりたいと思う。管理会計の本質は予算を立てることではない。合理的な意思決定をすることに本質がある。この領域は、今の会社では手薄に思える。チャンスだ。
そして仕事全体が楽しいということも挙げておきたい。タスクを処理していくスピードは、間違いなく前職で鍛えられたものだ。タイピングが速く出来るということは、それだけでも時短になるのだが、作業の無駄を省くことは、その比ではない。今の会社の締めは15日前後だが、前職の部署では3.5営業日で締めていた。その3.5営業日を集中的に乗り切る必要があった。おまけに、その後にくる取締役会に向けた資料もあった。残業は基本NGだった為、時間内で成果を出す為に、どうしたら速く終わらせられるかばかり考えていたように思う。「仕事のやりがいは自分で作るもの、探すものではない」。私に複数ある仕事のポリシーのうち、ひとつの考えだ。
私なりのvalueと会社のvalue、相乗効果を生み出せていけたら、と。
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