少しだけ勇気を出してみる。
私はよく、自社の貿易事業の部長と雑談をする。例えば、ドル円の為替レートだったり、DAO型シェアハウスのプランだったり、はたまた街づくりといった内容だ。
入社した当初は、そんな話を持ち出すことはなかったのだが、少しずつ話を重ねていくうちに、この方であればアイデア話を面白く聞いてくれるのではないか?と思い、少しだけ勇気を持って話をしてみた。
直近で話をした内容は、DAO型シェアハウスと街づくりだ。以前の記事で、TOYOTAのWoven Cityで展開したら面白いのではないか?といった趣旨のものを書いたが、一企業が街づくりに携わるのであれば、自社の株式を限りなく安いレベルまで株式分割をし、通貨代行として流通させて、幅広い人に保有してもらうというのは、資本の調達と株価の安定、配当での利益還元といった意味で、win-winの関係にあるように思える。あくまでこれはアイデアでしかない。
そういったことを述べてみたら、面白い!とウケてくれた。そういう話が好きというのもあるだろうが、面白いと言ってもらえるのは嬉しい。実際に稼働させるとなると、とんでもない労力が掛かるものだが、夢のようなものを叶えていく過程は何にも変え難い財産になるだろうと思う。
その部長は、私にとってとても貴重な存在だ。物腰が柔らかく、若造の意見を聞いてくれる。下っ端からすれば、話を聞いてくれる存在というのはとても助かる。同世代ではあまり意味がない。価値観が似ていたりする分、愚痴っぽくなりかねない。そんな生産性のない時間はあまり取りたくないのだ。
DAO型シェアハウスなどの情報共有も、シンガポールを拠点にしたら良いよねと言う風に少しずつ話が盛り上がってきている。提案した手前、深く理解をしているわけではない。だから今は書物読んだりして勉強中だ。
少し勇気を持って自ら話すことで、思いもよらぬ展開へと発展することが分かった。
とにかく学び続けることだ。
手を動かし、生産しながら、新しいことを学んでいく。
簡単なようで難しい。というより、人間は怠けてしまったり、途中でやめてしまうもの。これまで何回もそうやってきた。唯一、頑張り切ったと思えた体験をしたのは、高校のバドミントンくらいだ。あの時の研究熱心さ、観察の仕方を仕事でも使っていきたい。
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