見出し画像

20221217 ピカソとその時代展の感想1

昨日、ピカソとその時代展に行ってきた。今日の日記に昨日感じたことを書くという望ましくない行為。

ピカソは時代ごとに作風が大きく変わっていることで有名らしく、いわゆるピカソっぽい(ゲルニカとか)作品は後半のほうのものらしい。
前半のほうはもっと写実的というか、立体的に描いていたらしい。特に友人の死をきっかけに寒々として陰鬱な青を多用した時期を青の時代というらしい。こんな感じで、この企画展はピカソの作風の変化に応じたように時系列でまとまっていた。

私は個人的にこの青の時代が結構好き。色が好き。ピカソの心情とか表現したかったこととは違うと思うけど、落ち着くような静かなような感じがして、美術館ですこしワクワクして浮足立った気持ちにさっと入ってきて冷静にさせるような雰囲気を感じる。

そのように見ていると、ある時から変に平面的で正面から見ているのか側面から見ているのかわからないような、ねじれているのかまっすぐなのかわからない感じの絵になっている。
さっきまで深くおちついていたのに、急にまたざわざわするように思われる。構図が変わって奇抜になっただけでなく、色合いもおどろおどろしい不穏な色調となり見ている私の心に波風を立てる。

ピカソ以外にはパウル・クレーのものが多かった。描いているものが何かにつけて幾何学的で、ピカソのように「人物を描いている」とか「鶏を描いている」みたいなことがわからない分、より理解不明だし何なのかわからない。
横についてる解説プレートを読んでもあまり頭に入ってこなかった。
でも、ピカソの同様、クレーの絵はそれと分かるような法則というか特徴があった。

ゆっくり図録を見返して、なんでピカソやクレーの絵に見入ってしまうのか考えてみようと思う。

一番良かったのは、ピカソの「雄鶏」かな。

美術館に行くという体験はやはり非日常で、行くまでのワクワクとか館内での見方とかグッズを選ぶ時の楽しみとか書きたいことがいっぱいある。

でも、今日は眠いから寝る。

いいなと思ったら応援しよう!