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kubell CxO

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株式会社kubellのCxOが書いた記事をまとめました。
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記事一覧

kubellのバリューをアップデート&カルチャーデックを公開しました

2024年7月1日、Chatwork株式会社は株式会社kubellへ社名変更しました。 この社名変更はビジネスチャット事業単体の会社から、BPaaSを柱とした働くプラットフォームを展開する会社へと変わる決意を込めたものです。 このタイミングにあわせ、7月11日に行われたkubellの全社総会「kubell CAMP」にて、新バリューを発表しました。 会社におけるミッション・ビジョン・バリューは企業カルチャーのコアであり、会社におけるすべての意思決定が立脚すべき最重要のコ

白か黒か

二項対立思考を抑制し時間軸を意識することで、スピード感のある成長を実現する方法この記事は何 二項対立思考の問題点と、それを克服するためのアプローチを解説する記事です。特に採用プロセスを例に挙げ、グレーゾーンの重要性や時間軸の考慮が組織の成長にどう影響するかを説明しています。 誰に届いて欲しいか 企業の人事担当者や採用に関わる方々 組織のカルチャー形成に携わるリーダーや経営者 二項対立的な思考に疑問を感じている方 より柔軟で効果的な意思決定方法を模索している方 読

BPaaSとは

この記事は何か最近話題の「BPaaS」という事業モデルについて,そしてBPaaSモデルの可能性について解説したものです。 また,どうやってkubell(旧Chatwork社)がBPaaSモデルに辿り着き事業化に至ったのかについてもBizDev視点からも記載しています。 なぜ公開するのか最近,BPaaSというワードが世の中に広まりつつあるという実感値があります。Googleトレンドでも2011年頃にBPaaSという言葉が誕生(?)してから少しずつ認知されてきており,特に直近

株式会社kubellに社名変更&オフィス移転しました

2024年7月1日をもって、株式会社kubellへ今年の2月に発表させていただきましたが、3月に行われた株主総会にて無事承認され、本日から正式に社名が変更されることとなりました。 Chatwork株式会社改め、株式会社kubell (読み:クベル) となりました。 どうぞよろしくお願いいたします。 社名変更の経緯や、社名の由来については発表時のnoteを参照していただければと思います。 本日の朝、オフィスにて社内生中継で配信しながら、社名変更のセレモニーを行いました。

戦略を構造として理解する方法(戦略体系)

以前、「戦略は「戦略体系」で考える事で初めて意味をなす」というnoteを書きましたが、今回マイナーアップデートしたものですので、過去読んだ方はスルーしてください。 以前は「戦略って何?」という内容を書きましたが、今回は「戦略そのもの」から範囲を広げて「戦略体系」についてまとめます。 戦略を語るには、必ず「現状(As-Is)、目標(To-Be)、手段(戦略)の3点セットが必要」という話や、「言語化する際の抽象度」に関する内容をまとめました。 ただ、戦略をストーリーとして理解

Chatwork株式会社は株式会社kubellへと社名変更します

本日(2024年2月9日)、Chatwork株式会社は3月27日に開催される株主総会で承認されることを条件として、2024年7月1日より 「株式会社kubell」(読み方:クベル) へと社名変更することを発表させていただきました。 プロダクトであるビジネスチャットのChatworkは変わらずそのままで、会社名のみが変更となりますので、その点ご注意ください。 新しい社名「kubell」について新しい社名のロゴマーク、ロゴタイプは以下のようなデザインとなります。 この

一歩先の明日へ 〜 CNOお客様訪問記

皆さんこんにちは。Chatwork株式会社 副社長執行役員 CNO(チーフ・ネットワーク・オフィサー)の山口勝幸です。 この度、CEO、COO、CHROブログに続き、活躍されている中小企業の取組みを、リアルにご紹介する「CNOブログ」をスタートする運びとなりました。 というわけで、オープニング回となる今回は「なぜCNOブログをスタートするのか」についてお話できればと思います。 ご挨拶と自己紹介まず初めに、私が何者かについて少しお伝えさせて下さい。 山口勝幸。Chatwor

Chatworkの現在地と、BPaaSという未来

前回、「いま、Chatworkがメチャクチャ面白い理由」という記事を書きました。 前回の記事では、Chatworkが海外のテックジャイアントに負けることなく成長し続けており、毎年100人以上の増員を行なって、大きな赤字を出しながらも果敢にチャレンジしていることを書いています。 大きく資金調達しJカーブを描いて急成長していく、というのは未上場のスタートアップの専売特許のように思うかもしれません。 (※Jカーブ = 先行投資で赤字となるが、売上成長に伴いJの字を描いて黒字化す

副業のススメ

前回は、「成長実感という魔物」というタイトルで、note(https://note.com/shjfkd/n/n8ff32ba64177)を書きました。 「成長実感という魔物」の要約「成長」には、成長が実感しやすい「ツール軸」と、成長が実感しづらい「再現性軸」が存在する そして、この後者の成長が実感しづらい「再現性軸」によって、キャリア選択のミスを起こしてしまうことが多くある。という内容でした。 そして、今回は、この「再現性軸」をどう高めるかについて、綴りたいと思います。

成長実感という魔物

前回のnoteから、はや1年以上が経とうとしています。 「書く書く詐欺」だと言われても致し方が無いほどの時間が経ってしまいました。 言語化すること自体は苦手ではないのですが、全く手が動きませんでした…時間があれば書けるものでもなく、「書くぞ!!」という気持ちに持っていくことが、これほど大変なんだと痛感しました。「書く」事を仕事にしている方々を本当に心から尊敬します。 1つ目の「戦略」の内容と2つ目の「戦略体系」のnoteは、普段お付き合いのある方々だけでなく、新卒採用で

身の丈から一歩先を目指し続けた、Chatworkらしい社内イベント

新卒で入った会社はテレビ局。そこで記者をやってました。 テレビの記者なので、番組の企画を制作することが多く、放送日が近づくと徹夜で作業をすることもしばしば。 編集の方と作った映像をデスクやプロデューサーにチェックして貰うも、ダメ出しをされ作り直しを命じられ、編集し直して、まだダメ出しをされ、、 企画が完成したときには、精魂が尽きてしまい、オンエア中に寝るということもしばしばでした。 今回のそのスキルが最近の仕事で多少なりとも役に立った「社内イベント」の話をしたいと思い

戦略は「戦略体系」で考える事で初めて意味をなす

前回は「戦略って何?」という内容を書きましたが、今回は「戦略そのもの」から範囲を広げて「戦略体系」についてまとめます。 戦略を語るには、必ず「現状(As-Is)、目標(To-Be)、手段(戦略)の3点セットが必要」という話や、「言語化する際の抽象度」に関する内容をまとめました。 ただ、戦略をストーリーとして理解したり発信する為には、この要素だけでは足りません。 今回は、戦略は「戦略体系」で考える事で意味をなすという話をまとめていきます。 戦略体系とは?「戦略体系」を理解

いま、Chatworkがメチャクチャ面白い理由

みなさんは、「Chatwork」と聞いてどういうイメージがあるでしょうか? 国産ビジネスチャットの老舗で、ユーザーは結構いて事業は安定してそうだけど、最近はSlackやTeamsにやられてて大変なんじゃないの・・・?そう思われてるかもしれません。 いえいえ、Chatwork。 いま、これまでの歴史上で一番、メチャクチャ面白いフェーズなんです。 こちら、決算説明資料から抜粋した売上高と営業利益のグラフですが、2021年にかけて売上がグッと伸び営業利益がマイナスとなり、投

人事×ブランディング戦略でシナジーを生み出す組織、その名も「ピープル&ブランド本部」

私は、普段奥さんに買ってもらった服を着せられています。 服を自分で選べません。 めちゃくちゃ「ファッション」や「ブランド」という言葉に苦手意識があります。 最近、昔の同僚の前で、macを使っていたら「西尾さんがmacを使っているなんて、違和感しかない」という言葉を頂きました。 でも、そんな私は、会社ではブランディング戦略を進めている部署の管掌役員をやってます。 その名もピープル&ブランド本部。 この「ブランド」っていう言葉がなかなかの重荷でした。 今でも重たいことには