長所と短所について
人は十人十色だと言います。皆それぞれ違った性格の持ち主です。
しかし今は何かにつけて平等を教育しているようです。運動会のかけっこをなくすなどはその典型です。卒業すれば、いきなり競争社会に放り込まれるのにです。
又いくらそんな教育をしたところで、人は同じようには育ちません。個性をつぶすデメリットしか残らないのです。
今の教育問題のことは別の機会にするとして、今回はその個性について考えてみます。
<個性とは>
個性とは何でしょう。
個性の個は、個人の個、個別の個で、それぞれ独立した一つ一つということです。
個性の性は、性格のことです。
つまり、個の性格、ひとりひとり別々の違う性格、ということです。
それぞれの持つ特有の感情や意思、心や体の動き方などで、自分の中では長所と短所に分類されて認識されています。
<長所とは>
長所とは、その人のいい所、優れている点、強みです。
<短所とは>
短所とは、他と比べて劣っているところ、不足している点、弱みです。
これらはいずれも、一般的な水準に照らしてというよりも、あくまで自分の中でそう感じていることになります。
<長所と短所>
長所も短所も、その人の性格の一つです。つまり、長所も短所も合わせてその人なのです。どちらかかけても存在しないのです。
(長所と短所は表裏一体)
「自分は飽きっぽい所が短所だ」と思っているとします。しかし、それは好奇心旺盛なことの表れであり、常に探求心を絶やさないという長所と捉えることができるのです。
「店長の仕事ポイントとなる4つのこと」でも触れていますので、よかったら参考にしてください。
その人が長所や短所だと思っていることが、相手によっては逆に短所や長所に見えることがあるのです。人の特徴というのは、長所短所で表裏一体なのです。
<自分の特徴を洗い出せ>
ではどうすればいいのでしょう。
一度、自分が長所や短所と思っているところを一つ一つ洗い出して書き出してみることです。
長所と短所に分ける必要はありません。全部ごちゃまぜに、バラバラに書き出してみてください。結構いっぱい出てきませんでしたか。
それらは皆自分の特徴であり、自分の武器なのです。武器にはそれぞれ使うのに適した場所と不向きな場所があります。時と場合によって使い分ける必要があるのです。
これと同じで、今書き出した特徴も、使い方次第で長所にも短所にもなるのです。
また、それを決めるのは自分自身なのです。ですから、「自分にはいいところが一つもない」、「欠陥人間だ」などと思う必要は全くなく、使い方やタイミングをただ間違えているだけなのです。
捉え方次第でいくらでも変われるということなのです。
その逆もしかりです。長所ばかりだと浮かれていては、「それはダメだ」と指摘され、注意されてしまいます。自分が長所だと思っていても、相手にとって不快な思いさせることも少なくないのです。
採用面接で、「あなたの短所は何ですか?」と聞かれたら、「よく人からスローモーだと言われます。」と短所をいうだけでなく、「でも、私は何事も丁寧にやっているだけなのです。」と、長所に置き換えて付け加えてください。物は言いようとはまさにこの事なのです。
あなたも一度、自分の特徴の棚卸をしてみてはいかがでしょう。
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