できないヤツにできること
お久しぶりです!
関西大学陸上競技部、前男子駅伝主将の大野です!
今日は卒業式でした。
ぼちぼち続けてきた大野noteでしたが、今回で最後の投稿になります。
最後は、自分が駅伝主将をしていた間の考えや思いを書こうと思います!
まずは、僕の自己ベストをご紹介します。
1500m 4'06 (大3秋)
5000m 14'51(大3秋)
10000m 30'52(大3冬)
見ていただいてわかる通り、強くはありません。
もちろん長距離人口全体で考えればすごく弱いとは思いませんし、大学生になってから全ての種目で自己ベストを更新したことで達成感は感じています。
それでも、出雲・全日本駅伝を目指すチームとしては実力不足です。
おまけに、男子駅伝主将になってからのラスト1年はなかなか思うように調子が上がらず、、
そんな、走りでチームの主戦力になることが難しい選手が駅伝主将に就任する事は、関大においてはかなり珍しい事だったと思います。
なので、キャプテンとして個人でチームに貢献することができない分、
なんとしても男子駅伝チームとしての結果は出さなければならない
と考えていました。
と言っても、僕は強いリーダーシップ性を持っているわけではありません。
足が遅くて、高いキャプテンシーがあるわけでもない。それでもチームの結果を出さなければならない。
そんな僕がチームに貢献できることは何なのか。
2つの考えを大切にしていました。
1つめは、
理解者になること
です。
僕は、高校時代から補欠ばかり経験してきました。
人と同じメニューをこなしていても、なぜか本番で力を発揮できない経験もしました。
体育会系の厳しい環境が辛いと思ったこともありました。
自分だけが特別だとは思いませんが、陸上競技を通して経験した挫折がたくさんあります。
もちろん、うまくいった経験もあります。
そういったたくさんの経験をフル動員して、うまくいっている選手、うまくいかない選手、マネージャー、指揮官である吉田コーチの考えを理解し、
丁寧に伝えて、チームをより良い方向に動かしていくことを大切にしていました。
2つめは、
当たり前を徹底すること
です。
難しいチーム施作を行う前に、自分自身に矢印を向けました。
ケガや病気を極力減らして全体メニューに参加し、ハードなポイント練習を行うこと。
今あるチームの取り組みの質を上げること。
こんなの当たり前で、できない人なんていないと思います。だからこそ、選手の上に立つ人として、当たり前の事こそ1番怠ってはいけない、とても大切なことだと考えていました。
以上の2つが、
できない僕にできること
だと考え、チーム運営をしていました。
もちろん他にもいろいろな考えはあります。笑
この考えで1年間がんばった結果は、
22年ぶりの出雲、全日本駅伝同時出場
関西学生駅伝2位!
僕の力で!!なんて全く思わずチームのおかげですが、
このチームを僕の代で落ちぶらせる訳にはいかない!
と全身全霊で取り組んでいたので、無事に結果を残すことができてよかったです。
僕は、キャプテンという役職を通して、今まで報われなかった努力も、財産になりました。
人よりうまくいかなかった経験があるからこそ、持つことのできる武器もあるのではないでしょうか。
と、ここまでツラツラと綴りましたが、もうこんな話は昔話です。
今は坂東中心に来年の全日本大学駅伝予選会に向けて、日々進んでいます。
きっと今年は、昨年以上の結果を出してくれます!
明日からはOBとして、とても楽しみにしています!!!
これからも関西大学陸上競技部、男子ロングパートの応援をよろしくお願いします!!
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あとがき
大学2年生のころから書き始めたnote。
主にチームメイトに向けて、会話ではなかなか伝えられない自分の思いや、チームメイトのことをこんなふうに思っているよ!といった内容を書いていました。
するとチームメイトだけでなく、関係者や保護者の方々にも、
note見てるよ!や、文章書くのうまいね!
などと声をかけていただき、とても励みになっていました。
拙い文章だったと思いますが、読んでいただいた方々、本当にありがとうございました。
卒業後は、総合広告代理店に入社する予定です。
社会に出たら、できないやつだなんて言わせません。このnoteでチームメイトやチームの魅力を伝えたように、陸上競技10年間の経験を糧にして、
モノの魅力を伝える広告業界でがんばります!!
今までありがとうございました!
男子前駅伝主将・大野